【渡辺倫果の言葉/4大陸SP現地発】「肺も慣れてきた。フリーは気合勝負です!」

【コロラドスプリングズ(米国)9日(日本時間10日)】3月の世界選手権代表の渡辺倫果(20=TOKIOインカラミ/法政大)がショートプログラム(SP)に臨み、8位発進となりました。会場が位置するのは、標高1800メートル超の高地。昨年末の全日本選手権後からマスクを着用して練習を繰り返すなど、低酸素対策に励んできました。

フィギュア

〈4大陸選手権/女子シングルSP 8位 65.60点〉

女子シングルSP上位成績 


順位名前SP
1キム・イェリム72.84
2イザボー・レビト71.50
3キム・チェヨン70.86
4アンバー・グレン69.63
5ブレイディ・テネル69.49
6イ・ヘイン69.13
7千葉百音67.28
8渡辺倫果65.60
9マデリン・シーザス60.11
10吉田陽菜59.82
4大陸選手権SPでフィニッシュを決める渡辺倫果

4大陸選手権SPでフィニッシュを決める渡辺倫果

「調子に乗ってステップ思いっきりやったら一気に(笑)」

――演技を振り返ってどうですか。

渡辺 全日本と国体、自分自身は納得のいくショートは結構できていなくて、その中で迎えたショートは不安要素ではあったんですけど、ただアクセルが失敗しながらも、ルッツ-トーとループは決めることができたので、その点はよかったんじゃないかなと思っています。4日目にして少しずつ標高にも慣れてきたかな? とは思っているので、まあまあまあ(笑い)。明日はどうなるか分からないですけど、自分の思い描く演技に少しでも近づくことができればいいんじゃないかなと思っています。

――最後は足にきましたか。

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スポーツ

木下淳Jun Kinoshita

Nagano

長野県飯田市生まれ。早大4年時にアメリカンフットボールの甲子園ボウル出場。
2004年入社。文化社会部から東北総局へ赴任し、花巻東高の大谷翔平投手や甲子園3季連続準優勝の光星学院など取材。整理部をへて13年11月からスポーツ部。
サッカー班で仙台、鹿島、東京、浦和や16年リオデジャネイロ五輪、18年W杯ロシア大会の日本代表を担当。
20年1月から五輪班。夏は東京2020大会組織委員会とフェンシング、冬は羽生結弦選手ら北京五輪のフィギュアスケートを取材。
22年4月から悲願の柔道、アメフト担当も。