【りくりゅうの言葉〈SP編〉】熱中WBC、歓喜の瞬間「大谷さんの時…以上です」

グランプリ(GP)ファイナル、4大陸選手権と合わせた日本初の「年間グランドスラム」達成がかかる三浦璃来(21)、木原龍一(30)組(木下グループ)が、自己記録の80・72点で首位発進しました。現行の採点制度になってから5組目となったSPでの80点超えの演技の振り返り、試合への心持ち、WBCで優勝した野球の日本代表からもらった勇気などについて語りました。

フィギュア

〈世界選手権:3月22日ペアSP首位発進〉

りくりゅう首位発進SPフォト

ペアSP首位発進。メダルを手に笑顔を見せる、左からブルーノ・マルコットコーチ、三浦、木原

ペアSP首位発進。メダルを手に笑顔を見せる、左からブルーノ・マルコットコーチ、三浦、木原

グランドスラムへ現行5組目80点台で首位発進

――演技を振り返って

三浦 やってきた練習に自身を持っていたいたので、結果として全て練習でやってきたことができました。

木原 4大陸(選手権)の後に気持ちをもう1度見直して、ものすごくいい練習を3,4週間、とりあえず世界選手権まで詰めてきて、今日練習でやってきたものをしっかり出すことができたので本当に良かったと思います。

――点数について

三浦 それでも目標としていたツイストの1番最初の技のレベルが取れていなかったのと、(課題を)見つけたので、来シーズンに向けて、新しい…。

木原 明日もあるよ!

三浦 あ、そうか。明日もツイストのレベルをきちんととれるように頑張ります。

ペアSPの得点が表示され歓喜する「りくりゅう」三浦璃来(左)木原龍一組

ペアSPの得点が表示され歓喜する「りくりゅう」三浦璃来(左)木原龍一組

――観客の応援について

三浦 久しぶりにお客さんの声を聞くことができたので、すごく力になるなと思いました。

木原 全日本(選手権)が荷物のトラブルで出場することができなかったので、久しぶりに日本の皆さんの前で演技を披露することができて、滑ってる最中から技が成功するたびに温かい拍手をいただけて、本当にうれしかったですし、楽しいなという思いを久しぶりに感じることができました。

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スポーツ

阿部健吾Kengo Abe

2008年入社後にスポーツ部(野球以外を担当します)に配属されて15年目。異動ゼロは社内でも珍種です。
どっこい、多様な競技を取材してきた強みを生かし、選手のすごみを横断的に、“特種”な記事を書きたいと奮闘してます。
ツイッターは@KengoAbe_nikkan。二児の父です。