りくりゅうの絶品スピン 相手を見ること、思いやること…記者が見た象徴的な1コマ

息をのむような同調を見せる「りくりゅう」のスピン。初優勝、そして「年間グランドスラム」がかかったショートプログラム(SP)でも、三浦璃来(21)と木原龍一(30)組(木下グループ)は、その妙技で会場を沸かせました。練習日に教えてくれた調整法から、ペア競技に欠かせない要素を感じた言葉を思い返しました。

フィギュア

〈世界選手権:3月22日ペアSP首位発進〉

年間グランドスラムへSP首位発進!

ペアSPで息の合った演技を披露したりくりゅう

ペアSPで息の合った演技を披露したりくりゅう

合うまで終わらない練習「スピン地獄」

こちらも思わず、目を見張ったが、その秘訣(ひけつ)も「見る事」だった。

公式練習日から、とにかくスピンで2人の息の合った動きが際立っていた。

ポジションを変えるときに木原が発する「はいっ!」という掛け声も助けに、寸分のズレもない一級品。見ているだけで何か爽快感もあった。

前日練習を終えた後に聞くと、木原が教えてくれた。

「スピンはやっぱり数をやるしかないので。先生からも『ツイストやスロージャンプはセンスかもしれないけど、スピンはとにかく努力だ』って結成当初から言われてきてるので。常にスピンの回数はこなすようにしてます」

三浦いわく「スピン地獄」。日々の練習では合うまで終わらない。妥協なく追求した上で、さらに各会場ごとに微調整を行っているという。

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2008年入社後にスポーツ部(野球以外を担当します)に配属されて17年。25年4月に初の異動で野球部へ配属となりました。競技経験はありませんが、現在は息子が通う少年野球チームで“球拾い”コーチとして奮闘中。記者としても、様々な話題を拾います。ツイッターは@KengoAbe_nikkan。二児の父です。クラフトビール好きです。