【白岩優奈の今〈下〉】フィギュアの外の世界に触れ「私、最近よく笑う」 心の変化

フィギュアスケート女子の白岩優奈(21=関大)がこのほど、日刊スポーツのインタビューに応じました。

全日本ジュニア選手権で2年連続2位、17年のシニア転向後もグランプリ(GP)シリーズを転戦してきた実力者は22~23年シーズン、スケートから1度離れる決断をしました。

3月11日の京都フィギュアスケートフェスティバルで約1年3カ月ぶりに演技を披露。2日連続でお届けするインタビューの後編は休養期間中に取り組んだことや、今後のスケートへの向き合い方を語りました。

フィギュア

〈今季休養の21歳に思いを聞いた:下編〉

21年全日本選手権SPの演技。この大会直後から休養に入り、フィギュアスケートのない世界にたっぷり触れた

21年全日本選手権SPの演技。この大会直後から休養に入り、フィギュアスケートのない世界にたっぷり触れた

大学生活満喫、ライブにバイトも

――2021年12月の全日本選手権後に決断した休養。まずは何をやりましたか

白岩 まずは学校での勉強、友達とのキャンパスライフを楽しみました。文学部のアジア文化専修なので、アジア文化を勉強しています。あとはライブになかなか行けず、ずっと行きたいと思っていた「SEKAI NO OWARI」さんのライブのために名古屋まで遠征しました。韓国の「ATEEZ(エイティーズ)」さんのライブは、横浜のぴあアリーナまで1人で夜行バスを使って行きました。京都駅から横浜駅まで乗って…。趣味や娯楽は自分のアルバイト代で賄っていたので、新幹線より夜行バスの方が費用を抑えられるし「新幹線では行かれへんな。学割を使っても厳しいな」と(笑い)。夜行バスは初めてでした。他には友達と高知まで車で旅行に行ったり、家族旅行、美術館巡り、おいしいものを食べたり、アニメを見たり…。家族とスキーにも行きました。

――アルバイトはどのようなことをしたのですか

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大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球などを担当。22年北京冬季五輪もフィギュアスケートやショートトラックを取材。
大学時代と変わらず身長は185センチ、体重は90キロ台後半を維持。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。