鍵山優真、佐藤駿、三浦佳生 親友3人「頑張ろう!」結束の東京選手権 収穫と課題

東京選手権は9月22日から24日にかけて東京・ダイドードリンコアイスアリーナで開催されました。年末の全日本選手権への第一歩となる大会に、今年も豪華メンバーが集まりました。男子選手から、優勝した鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大)、2位の佐藤駿(エームサービス/明治大)、3位の三浦佳生(オリエンタルバイオ/目黒日大高)、7位の大島光翔(明治大)の言葉をお届けします。

フィギュア

〈9月22日~24日東京選手権 4選手に聞いた〉

鍵山優真SP

鍵山優真フリー

佐藤駿SP

佐藤駿フリー

三浦佳生SP

三浦佳生フリー

大島光翔SP

大島光翔フリー

優勝 鍵山優真
収穫「ジャンプ以外で成長を感じられた」
課題「体力が後半で少し切れそうに」

SPを終えて

――演技の振り返りをお願いします。

鍵山 4回転サルコ―は、6分間と公式練習でしっかりと調整してたつもりだったんですけど、本番でちょっと1発目のジャンプだからなのか、少し足の動きが小さくなってしまったのが、(転倒の)原因かなって思います。そのあとはしっかりとミスを引きずらずに、3―3とトリプルアクセルをしっかりと落ち着いて決めることができたので、そこら辺は良かったです。

――国内大会、国際大会と出てきましたが、今シーズンのいまの仕上がりはいかがですか。

鍵山 もうそろそろノーミスしたいなっていう気持ちはすごくあって。何かしら、木下(トロフィー争奪大会)からミスが続いてしまってるので。グランプリは4――3も入れたいなって考えてたんですけど、サルコーをミスしてしまってる以上、まだ先には進めないなと感じているので。しっかりと今の構成でノーミスできるまでは、もっともっとたくさん練習を積んでいきたいなと思ってます。

――全日本選手権に向けての第1歩の大会でもあるんですけど、違う気持ちはありましたか。

鍵山 久しぶりに日本のお客さんの前で、 たくさんの人の前で滑ることができたので、すごく最初から楽しいなっていう気持ちはありつつ。気持ち的には落ち着いてできたかなって思ってるので、だからこそ皆さんの前でいい演技がしたかったなっていうのは思いますけれども。でも、それ以外で成長した部分も少しでもお見せできたらいいなって思います。

――正和コーチとは演技後にどんな会話をされましたか。

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スポーツ

阿部健吾Kengo Abe

2008年入社後にスポーツ部(野球以外を担当します)に配属されて15年目。異動ゼロは社内でも珍種です。
どっこい、多様な競技を取材してきた強みを生かし、選手のすごみを横断的に、“特種”な記事を書きたいと奮闘してます。
ツイッターは@KengoAbe_nikkan。二児の父です。