「この場に絶対」南野拓実、冨安健洋、吉田麻也 8強の壁に何を感じたか/下

W杯カタール大会、日本はドイツ、スペインという強豪国を次々破り世界に衝撃を与えました。現地カタールで日本代表を取材した担当記者が、大会期間中に感じた選手の変化、成長を記した企画「新しい景色へ」を上下編に分けてお届けします。上編は三笘薫、田中碧、堂安律、下編は南野拓実、冨安健洋、吉田麻也。チームのキーマンとなった6人です。

サッカー

<W杯カタール大会企画「新しい景色へ」>

日本対クロアチア PK戦でシュートを止められる南野(右)

日本対クロアチア PK戦でシュートを止められる南野(右)

■南野拓実■ エゴ封じチームに捧げた10番「絶対に4年後戻る」

「昨日は間違いなく、自分が生きてきた中で最悪の日だった」。前日とは別人のように、日本代表MF南野拓実(27)は自分の感情を1つずつ、丁寧に説明していった。史上初の8強をかけたクロアチア戦。南野はPKの1番手に名乗りを上げた。その勇気は実らず、思いを込めたシュートは相手GKに止められ、チームも散った。

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野球

磯綾乃Ayano Iso

Saitama

1991年(平3)埼玉県春日部市生まれ。早大から14年入社。
整理部を経てアマチュア野球担当、阪神担当からサッカー担当に。
大学時代はインドの国民的スポーツ「カバディ」に夢中になり、全日本カバディ選手権で4強入り(出場6チーム)。