【宇都宮ブレックス〈42〉】BREXを追いかけた2023-24シーズンのこぼれ話

2023-24シーズンを通して、宇都宮ブレックスを追いかけさせていただきました。チャンピオンシップのクォーターファイナルで敗退した時は心底悔しく、自分でもびっくりするくらい引きずりました。Bリーグを長期間継続して取材をするのは初めてで、新鮮な驚きと発見の連続でもありました。1シーズン、宇都宮ブレックスの選手の方々と接してみて、私なりに感じたことを振り返ってみたいと思います。

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【次回予定〈43〉自主ワークアウト中の村岸航選手を直撃(上)】

フルネームでの自己紹介に恐縮【田臥勇太選手】

今年2月、日環アリーナ栃木で行われたNBAクリニックにサプライズで登場した田臥選手

今年2月、日環アリーナ栃木で行われたNBAクリニックにサプライズで登場した田臥選手

初めて1対1でお話を伺ったのは、2023-24シーズンの開幕前でした。新加入選手たちへの期待をテーマに、オンラインで取材させていただきました。

「宇都宮ブレックスの田臥勇太です」

パソコンの画面越しに、フルネームであいさつしていただいたことをはっきりと覚えています。

私はこれまで有名スポーツ選手をたくさん取材してきましたが、自分から名乗る人はほとんどいませんでした。相手を誰だか知っているのが取材の前提ですから、当然と言えば当然です。

ですから、田臥選手から自己紹介を受けた時はとても新鮮でした。バスケットボール取材初心者の私にもていねいに受け答えしていただいたし、インタビューの最中はずっと敬語でお話をされていました。

2度目の単独インタビューの時には「お待たせしてすみません」と言って、部屋に入ってこられました。待つのが私たちの仕事の1つですから、こちらの方が恐縮してしまいました。

チームスタッフのある方がこう話していました。

「誰に対しても謙虚な姿勢でいるところがすごいと思います」

日本人初のNBA選手の謙虚な姿を、後に続く選手たちも見ています。ブレックスの文化、メンタリティーに納得がいきました。

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1988年入社。プロ野球を中心に取材し、東京時代の日本ハム、最後の横浜大洋(現DeNA)、長嶋巨人を担当。今年4月、20年ぶりに現場記者に戻り、野球に限らず幅広く取材中。