【宇都宮ブレックス〈55〉】カリスマ篠田アナに聞く 2024-25(上)

B.LEAGUEの2024-25レギュラーシーズンがいよいよ始まります。昨季の宇都宮ブレックスはクラブ史上最多の51勝を挙げましたが、チャンピオンシップ(CS)では悔しい結果に終わりました。選手、スタッフ、ファンの間では「今年こそ」の思いが強くたぎっています。3季ぶりの日本一への見通しや今季の見どころについて、とちぎテレビやバスケットLIVEでの試合実況でおなじみの篠田和之アナウンサー(53=フリー)に伺いました。2回続きでお届けします。1回目は「若手の成長こそ最大の補強」です。

バスケットボール

「BREXタイム」一覧はこちらから

【次回予定〈56〉カリスマ篠田アナに聞く 2024-25(下)】

9月8日、FUKAI SQUARE GARDEN 足利で行われたプレシーズンゲーム・越谷アルファーズ戦を実況する篠田和之アナ

9月8日、FUKAI SQUARE GARDEN 足利で行われたプレシーズンゲーム・越谷アルファーズ戦を実況する篠田和之アナ

◆篠田和之(しのだ・かずゆき) 1971年(昭46)2月27日生まれ、宇都宮市出身。宇都宮高校から早稲田大学に進み、スポーツアナウンサーを目指す。卒業後、山陽放送(岡山)に入社し、プロ野球や地元のスポーツ中継で実況を担当。2001年に退社し、故郷の宇都宮でフリーとして活動を始めた。ブレックスには立ち上げの2007年からかかわり、JBL時代から現在に至るまでチームの節目に立ち会っている。レギュラー番組はとちぎテレビ「とちテレNEWS 9」(月曜担当)「イブ6プラス」(火曜担当)と栃木放送「ACCENT!」(月曜担当)。全国に100人以上いるB.LEAGUE実況アナウンサーたちのアドバイザーも務めている。

「60勝、66勝も夢ではありません」

―プレシーズンゲームや天皇杯をご覧になっていかがですか

オフェンス面では全く心配ないですね。速いクロックでどんどん攻めていますし、24秒たっぷり使った時も、ボールをたくさん動かしてオープンにシュートを打てる状況を作れています。まだ相手がディフェンスの強度をそこまで上げていない事もありますが、クロックが残り5秒になっても選手に焦りは見えませんし、余裕があります。

―プレシーズンゲームのうち、福島ファイヤーボンズ戦と秋田ノーザンハピネッツ戦では得点があまり伸びません(いずれも60点台)でした

秋田はディフェンスの強度の高いチームカラーですし、福島戦ではいろんな組み合わせを試すためにガードがひとりもいない時間帯もありましたから、問題はないでしょう。

2024-25シーズン初の実戦は信州ブレイブウォーリアーズに91-78で快勝。幸先の良いスタートを切る

2024-25シーズン初の実戦は信州ブレイブウォーリアーズに91-78で快勝。幸先の良いスタートを切る

―ケビン・ブラスウェルヘッドコーチ(HC)は小川敦也選手をはじめ若手を積極的に起用しています

レギュラーシーズンに入っても今ほどのプレータイムをもらえるかどうかはわかりませんが、今季の最大のテーマはセカンドユニットの底上げです。昨季からの課題でもあったのですが、その懸念が現実となったのが昨季のCSです。スターティングメンバーを引っ張らずを得ず、最後は息切れしてしまいました。

―セカンドユニットを強化するならば、外部から選手を補強する選択肢もあったのではないですか

いや、私は、メンバーがほとんど変わっていないことをプラスに捉えています。シーズン51勝を挙げた土台があり、そこに「伸びしろ」しかない若手の成長が加わったら、これ以上にない補強になります。チーム全体を底上げできれば、戦力的に穴は見当たらない。レギュラーシーズン60勝、ポストシーズン含めて66勝も夢ではありません。

本文残り66% (2318文字/3506文字)

1988年入社。プロ野球を中心に取材し、東京時代の日本ハム、最後の横浜大洋(現DeNA)、長嶋巨人を担当。今年4月、20年ぶりに現場記者に戻り、野球に限らず幅広く取材中。