【宇都宮ブレックス〈72〉】鵤誠司の肉体と頭脳の原点を探して福岡へ(上)

加入から8シーズン目。鵤誠司選手(31)はずっとチームの大黒柱であり続けています。昨季途中からはセカンドユニットの「要」として、ゲームの流れをコントロールする役割を託されています。また、次世代のエース候補・小川敦也選手(22)の「教育係」としてもチームに貢献しています。心技体、いずれも成熟の域に達しようとしている鵤選手の原点を、高校まで過ごした福岡であらためて探ってみました。2回にわたってお届けします。

バスケットボール

「BREXタイム」一覧はこちらから

【次回予定〈73〉鵤誠司の肉体と頭脳の原点を探して福岡へ(下)】

他を圧するフィジカルを誇る鵤誠司選手。2024年9月23日の島根スサノオマジック戦から

他を圧するフィジカルを誇る鵤誠司選手。2024年9月23日の島根スサノオマジック戦から

体育館の端から端まで届くチェストパス

体育館の階段を上がり2階に着く。

バスケットボールコート2面を有し、奥にはステージがしつらえられた広い空間が、福岡第一高校男子バスケットボール部の鍛錬の場だった。

福岡第一高校の体育館。バスケットコート2面が取れる広さ

福岡第一高校の体育館。バスケットコート2面が取れる広さ

「今、沢田さんが入ってきた体育館の入り口からステージまで、誠司はライナーでパスを出せたんですよ。練習中あいつのパスを仲間が受け損ねると、ボールが壁にドーンと当たって、壁が割れるんじゃないかと、いつもヒヤヒヤしていました」

インターハイ、ウインターカップともに5度制している名将、井手口孝監督(61)が笑いながら出迎えてくれた。

本文残り87% (2472文字/2851文字)

1988年入社。プロ野球を中心に取材し、東京時代の日本ハム、最後の横浜大洋(現DeNA)、長嶋巨人を担当。今年4月、20年ぶりに現場記者に戻り、野球に限らず幅広く取材中。