常滑ボートの「Ｇ１トコタンキング決定戦　開設６２周年記念競走」が４月２１日に幕を開ける。２カ月連続のＧ１開催。豪華メンバーによる白熱の戦いに期待は膨らむ。初日、２日目のドリーム戦１号艇には池田浩二（３６＝愛知）と松井繁（４５＝大阪）がそれぞれ構える。Ｖ争いの中軸を担う。この両者に、先のクラシックを制した桐生順平（２８＝埼玉）や前回覇者の平本真之（３０＝愛知）ら新時代の旗手が真っ向勝負を挑む。

　池田浩二がシリーズの中心だ。前回の６１周年記念は優勝戦２着。７年ぶりの地元記念制覇は果たせなかった。それだけに今回は是が非でもの思いだ。絶品のターンテクニックを武器に優位に運ぶ。対抗には松井繁を挙げる。近況のムードは万全とはいえないだけに、そろそろ本格始動といきたい。一切の妥協を許さずに貫禄の立ち回りを披露。王者の威厳を示す。

　両者に迫るのが桐生順平、平本真之のニュージェネレーション組。桐生は３月クラシック（尼崎）でＳＧ初Ｖと勢いに乗る。平本は前回大会を制した。さらには茅原悠紀らも待ちかまえる。世代交代の波を加速するべく、破格のスピードターンで渡り合う。

　昨年のＭＶＰ、菊地孝平も黙ってはいない。正確無比なスタート力でＶ争いに割って入る。山崎智也や吉田拡郎にも注目が集まる。地元勢では仲口博崇に赤岩善生らも侮れない。厳しい運びで遠征陣を迎え撃つ。