113期の新人・渋谷海(22=北海道)が予選3Rを逃げ切った。前受けから最終ホーム手前まで誘導を使える有利な展開だったとはいえ、番手に4分の3車身差をつける完勝。「こんな楽なレースは初めてでしたが、出来も悪くないと思う」と笑顔で振り返った。現在は伊豆の競輪学校に冬季移動。新山響平や同期の藤根俊貴らにもまれ、日々力をつけている。海という名前はサンマ漁師の父がつけてくれた。将来のS級、そしてビッグレースという大海を夢見て、準決も風を切る。