【ヤマコウの時は来た!】

誘導員として今回参加している金子真也と話す機会があった。「なぁ金子、生まれ変わるなら、ダルビッシュと平原康多、どっちがいい?」と聞いた。少しは迷うかなと思っていたら「ダルビッシュ! 資産が違うっしょ」と即答された。金子君、そこは平原と答えて欲しかった…。

金子にふられた平原は準決12Rに出走する。2予Aに続いての対戦となる南潤と清水裕友。九州勢が、中川誠一郎が前回りになったことも平原には追い風だ。ローズカップの初手は中団、前に渡辺一成ライン、後ろから脇本雄太ラインが押さえにくる形だった。「初日は早めに巻き返してきた脇本がローズカップは構えていたので、それなら自分が先行でと思って、たたきに行った。でも(渡辺)一成さんが強かったです」と苦笑いで答えてくれた。

初日に南の番手で粘ったのも「最初から考えていたわけではなかった」と言うように、レースの流れを読んで自分のカードを出す。レースは考え通りに進まないことが多い。流れに応じる力がないと、行き当たりばったりになってしまう。そこのバランスが、平原は非常にいい。

先行で結果を出した南は、準決も先行するだろう。問題は清水の出方だ。南との真っ向勝負というより、ペースが緩んだところを一気にたたいていくだろう。中川のトップスピードは魅力だが、このメンバー相手に位置取りは難しいだろう。いずれにしても内枠をゲットした平原が、有利に進めるとみた。(日刊スポーツ評論家・山口幸二)