2日目も爆風で、厳しいバンクコンディションだった。

しかし、初日と違ってバックが追い風だったので、好タイムが多かった。(山口)富生の落車は残念だが、栗山和樹は攻めが中途半端だった。普段のレースぶりが、2予のレースを生んだ。常日頃から並走した選手の内で粘るレースをしていれば、外の選手は前をたたいただろう。彼の大切な課題だ。

課題を見つけて、ひとつひとつ丁寧にクリアする。町田太我は“行くか行けないか”の選手を脱却して、レースの流れに乗ることを大切にするようになった。「前受けして全引きからのカマシはきついことが分かった。それなら、周りに動いてもらって最後に主導権を取るようにする」と、課題をクリアしながら安定感を手に入れた。広島G3もそうだったが、今までのフワフワした受け答えから、最近はたくましい顔つきになった。そのことを伝えると「ほんとですか!」。うれしそうな笑顔は、25歳の若者だった。

ヤマコウ(左)の質問に笑顔で答える町田太我
ヤマコウ(左)の質問に笑顔で答える町田太我

町田はヨコが未知数でも「絶対先行する」と対戦相手から思われている。だから栗山との印象の差が、外の選手の動きにつながっている。

小松島G3(高松代替)も強風の中、先行して3勝を挙げて強い町田が帰ってきた。「広島バンクが使えるようになり、自信を持ってレースに挑めるようになったから(レース前に)変な緊張がなくなった」ことで資質が開花した。同期で仲良しの石原颯を引き合いに「(石原を)使い倒してタイトル取ります(笑い)」と言う顔は、自信にあふれていた。(日刊スポーツ評論家)