戸田ボートのG1開設61周年戸田プリムローズが明日27日から6日間の日程で行われる。活気あふれる埼玉支部の中で、桐生順平(31=埼玉)が昨年、支部初のグランプリウイナーに輝いた。その驚異のスピードを武器に、今年も戸田周年やGP連覇などに挑む地元エースにロングインタビューした。また来年3月に7年ぶりのSGクラシック開催を控え、支部だけでなくレース場の士気も高まっている。開催期間中は戸田ボートを満喫しよう!

 -昨年は3月クラシック、12月のグランプリ(GP)初優勝がありました

 桐生順平 充実した一年でしたよ。(1月の)戸田の記念から始まったかな。地元の記念を取るのは別格ですね。

 -GPの手応えはどんな感じでしたか

 桐生 エンジンもボートもいうことはなかった。コメントも弱気なことを言う必要はないですし、気持ちから弱気な部分は絶対に出さないようにしてました。今までの経験は生きていました。

 -GPトライアル2nd3回戦12Rの大逆転2着はすごかった

 桐生 1着が理想でしたけど、あれはすごくいいターンができたと思います。「流れは来てるな」と。

 -あの逆転2着で優勝戦1号艇になりました

 桐生 得点とかは一切気にしていませんでした。自分のやれることをやるだけでしたから。2着を取れば1枠が確定となった場合、「1艇くらいに差されてもいいや」というメンタルになるのは嫌なので。

 -GP優勝で心境に変化はありますか

 桐生 変わらなかった。でも、GPは一番特別なレースだと思いますし、そこは取った人じゃないと分からないので、その心境は味わいたかった。

 -18年の目標はどこに置きますか

 桐生 そこも変わらないです。ファンを魅了できるレースがしたい。3周2Mまで舟券を握り締めてもらえるようなレースがしたいですね。

 -「GPを勝った桐生選手を見たい」と本場に来るファンも多いです

 桐生 それはうれしいですよね。でも、もっと結果を残さないと。結果にはもっとこだわりたい。

 -この活躍は後輩の刺激にもなります

 桐生 僕の影響かは分からないけど、当人がどう思うか。頑張る人がいれば一緒に頑張りたい。

 -SG、G1に参戦するメンバーに同じ支部が多くなるといいですか

 桐生 やっぱり心強いです。1人でも多くSGや記念を走れるのは支部としての魅力もアップすると思います。

 -来年3月には戸田でクラシックが開催されます

 桐生 走れたら走りたい。地元でお世話になってるので、結果で残せたらと思います。

 -近況のリズムは

 桐生 悪くないです。冬場の方がプロペラは合わせやすいので。

 -正月開催で走った利点はありますか

 桐生 収穫は大きいと思う。いろいろ試して、自分の中でいい、悪いの判断はできてます。あとは悪い状態でレースに臨まないことが一番大事。要は感覚ですよね。そこを研ぎ澄まさないと上の舞台では戦っていけない。

 -やはり魅力はターンですか

 桐生 結果を残す人が魅力があるので、ターンは正直あまり…。いいターンができたらいいですけど、大事なのはスタートからレース内容を含め全てですね。総合力です。

 -今年は戸田周年、GP連覇が懸かります

 桐生 そこは毎節(優勝を)目指してます。1つ1つの結果を求めて、1走1走を走りたい。