小埜正義(37=千葉)がショックを乗り越えて2場所連続の決勝進出を果たす。

 10日、新聞報道で地元の大先輩・鈴木誠選手(53)の現役引退を知り、「全然知らなかった。まさか、やめるとは…。ほとんど(周りの)誰にも言っていなかったみたい。目標にしてきた人だし、本当に残念です」と肩を落とした。それでも、予選8Rでは6番手からまくり気味に追い込み2着に入線しており、体は動いている。

 準決9Rは大塚英伸を連れて自力勝負。「心は“マコト・ロス”ですけど、レースでは頑張りますよ」と大先輩に送る惜別の勝利を誓った。