KEIRINグランプリ2018(30日=静岡)出場選手の共同記者会見が18日、都内のホテルで行われた。

注目された近畿勢の作戦は「4車で結束」。脇本雄太-三谷竜生の3番手を回ることになった村上義弘(44=京都)は「近畿を引っ張り、競輪界を盛り上げた2人を崩すわけにはいかない。2人に任せます」と結論を出した。

もちろん、3番手でも勝負は諦めない。決戦の地・静岡には、04年ダービーで決勝進出(7着)、03年G3で優勝などの好実績がある。「心の師匠である松本整さん(引退)の奥様の故郷が静岡だし、気合が入ります」。

この日は、前夜祭で選手自身の選択制により車番が決まった。村上義弘の順番は6番目で、中ほどの5番が残っていたが、あえて大外の9番を選択。順番が7番目で、近畿4番手で折り合う弟の博幸に、5番を譲った。

「ファンの皆さんに近いので(9番を)選びました」。さまざまな思いを胸に、通算11回目の大舞台に臨む。