計盛光(24=大阪)が自身の水神祭の“予行演習”をした。

この日は広島支部の松本博昭が3Rでインから逃げて、通算1000勝を達成。広島支部の選手らが盛り上がる中、松本の水神祭が行われた。

ちょうどピットにいた計盛は「私、水神祭まだなんです。1000勝にあやかりたい」とちょっぴりうらやましそうにポツリ。それを聞いた広島勢の石田豪や池本輝明、山口剛から「一緒に飛び込んじゃえば?」と飛び入り参加の許可が下りた。

最初は冗談だと受け取っていた計盛だが、勧められると「じゃあ、着替えてきます」と一言。泳げる格好で現れた。

主役の松本が登場すると計盛は大阪支部ひとりで広島勢に合流。まずは松本を水面に投げ入れると、新田洋一(広島)とともに水面にダイブした。

シンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング)元日本代表(マーメイドジャパン)の肩書は伊達ではなく、重い服を着たまま水の中に潜りそのままスピン。立ち会った人々らを魅了した。

水から上がった松本が「主役を奪われた~」と叫ぶと周囲は大爆笑に包まれ、計盛はひたすら恐縮していた。

この日はその松本と7Rで同乗。貫禄のまくり差しで1着を取った松本に対して計盛は6着だった。

「道中の回り足が欲しいです。スタートも難しいですね。ペラやります」と機力アップを目指す。

2日目1Rは6枠、9Rは4枠だが大外回りになりそう。果たして松本の御利益が効いて、正真正銘の水神祭が実現するか注目だ。