海老根恵太(42=千葉)が通算400勝を達成した。

一般9Rで先行した嶋津拓弥-白戸淳太郎の3番手から4角一気に伸びて勝利した。「世話になっている2人の後ろを選んで良かった」と、まずは地元勢に感謝した。

2月末にリーチがかかってから2カ月半。「早い段階から周りにも言われていた。思ったよりも時間がかかってしまいましたね」。400勝ポーズを求められると、ダブルピースで応え、「海老がカニになっちゃいました」と報道陣を笑わせた。

最近は番手、3番手を回るケースが多い。ラインでの仕事が増えた分、自力で動いていた時代よりも1勝することの難しさを実感していた。「次の500勝までは長いけど、また1つずつ積み重ねていきたい。まだG1で勝つという目標も持ち続けていきます」。

南関の一時代を支えてきた男がまた1つ勲章を手に入れた。