ボートレース最高峰、たった2分足らずで優勝賞金1億円を争う、猛烈にアツい年末決戦、SG「第35回グランプリ」が開幕する。今大会は令和のボートレースをリードする峰竜太(35=佐賀)が、独占手記を連日、ファンの皆さんにお届けする。

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いよいよ、本番が始まります。初戦は1枠ですが、住之江と違って、平和島のインコースは本当に難しいです。1Mで同体でも、3割ぐらい、まくられるイメージがあります。3割って相当な数字ですよ。かといって、全速ターンでも差されます。慎重になり過ぎず、精度のいい、逃げられるターンをしないといけません。そのための調整だけでなく、イメージ通りに体を動かせるように、準備をしたいと思っています。

ここ1年ぐらい、宿舎で本を読むことが増えました。漫画も読みますが、自己啓発本や、ビジネス書が多いです。最近、読んだ中では「夢をかなえるゾウ」が面白かった。ためになることが多く、影響を受け、生き方が変わりました。1年前まで読書の習慣が全くなかった僕が言うのもおこがましいですが、本はすごくいい! みなさんも、読んだ方がいいですよ(笑い)。(ボートレーサー)

◆峰竜太(みね・りゅうた)1985年(昭60)3月30日、佐賀県唐津市生まれ。佐賀県立唐津西高等学校卒業。身長171センチ、体重52キロ、血液型B。ヨット競技で九州大会優勝、国体4位、世界選手権出場など、学生時代から水上で大活躍。ボートレース最高峰のSGタイトルはこれまで3回、G1は13回制覇。15~19年は5年連続で最高勝率タイトルを獲得している。YouTubeでボートレースやプライベートまで多くのファンに知ってもらおうと「峰竜太ボートレースch」を開設。あまりにマニアックで自由な内容から人気が高まり、1年足らずで登録者数は4万人を超える。