日刊スポーツ新聞社制定「第34回競輪年間三賞」は、新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、表彰式を取りやめた。そこで、日刊スポーツ評論家でおなじみの「ミスター競輪」中野浩一氏がリモート取材で、殊勲賞の脇本雄太(31=福井)とガールズ最優秀選手賞の児玉碧衣(25=福岡)に受賞インタビューを実施。敢闘賞の和田健太郎(39=千葉)技能賞の松浦悠士(30=広島)も、喜びのメッセージを届けてくれた。

中野 おめでとうございます! 三賞は毎年もらっている感じがするんだけどね(笑い)。

児玉 記者の方から支持されてすごくうれしい。もっと強くなって、みなさんの期待に応えていかなきゃいけないと思います。

中野 選考過程で、他に名前が出てこないくらい。

児玉 いやいや(笑い)ありがとうございます。

中野 昨年、一番印象に残ったレースは?

児玉 いいレースよりもサマーナイト決勝で、スタートを取る形で焦ってしまって…。何もできず3着で終わったのが…。あらためて(前受けが)苦手だなって、勉強になったレースでした。

中野 チャンピオンは堂々と受けて立つもの。どんな状況でも「私は勝てるんだ」という競走を、今年は全部してほしいね。

児玉 それくらいの強い気持ちが大事ですね。

中野 今年の抱負を。

児玉 まずガールズグランプリに出ること。GPで決まり手が「逃げ」の優勝者がまだいないので、逃げて優勝できるように頑張りたいです。

中野 男子でも、GPを逃げ切るのは難しい。本当のチャンピオンとして、そういう思いは非常にいいこと。期待しています!