21年SG第2弾、第48回ボートレースオールスターが、25日から福岡・若松ボートで開幕する。SG直前コラムを3回連載でお送りする。第1回は注目選手の1人目、ファン投票第2位で選出されたボート界一のエンターテイナー西山貴浩(34=福岡)。デビュー水面でもある若松で、気合も相当乗ってます。

「(投票2位は)想定内です」。西山はまず、そう言って笑わせた。「中間発表が2位、それに驚きました。いやぁ、うれしいですね。感謝です。今までの行いのチリツモですかね。コロナが収束したら、トークショーしたところ全部、ギター持って回りたい気持ちです」。オールスターは3年連続5回目の出場。昨年末に平和島SGグランプリでファイナル進出、おおいに沸かせた。その活躍がファン投票の得票数に出た。昨年の7503票に対し、今年は4倍近い2万9068票を得たのだ。

若松はデビュー水面。「一番走らせてもらっているんで、思い入れがありますよ」。近況はペラを伸びる形、ピット離れがいい手前に来る形と、違うタイプのペラの調整を手の内に入れつつある。「どういう調整をするかは、その時次第です。一番いい形でいきたい」。最後に「今回のオールスターは感謝だけ。それを出せるように気合を入れていきます」。感謝弾ける活躍で、今大会を盛り上げていきます。【中川純】

◆西山貴浩(にしやま・たかひろ)1987年(昭62)5月15日、福岡生まれ。97期生として05年11月若松でデビュー。初勝利は同12月の大村。08年9月に若松で初優勝。20年9月、徳山ダイヤモンドカップでG1初制覇。SGは20年平和島グランプリなど3度優出し、いずれも5着。168センチ、52キロ。血液型A。

※明日は注目選手(下)