地元の早川清太郎(39=伊勢崎)が5度目(17~19年は3連覇)の大会制覇を飾った。2着に青山周平、見せ場を作った佐藤貴也が3着に入った。

6番手スタートから1周バックで4番手に浮上した早川は、3周1角で先頭を走る同期の佐藤を突破。セーフティーリードを奪って、追い上げる宿敵・青山を振り切った。今節は主要パーツのクランクを新品に交換して挑んだ。「試走トップタイムではなかったけど、エンジンの感触は良かったです」とマシンに不安はなかった。「スタートタイミングが遅れても、その後の展開が向きました。車の状態が良かったので、チャンスはあると思っていました」。冷静に振り返った。

次走は22日からの飯塚SG全日本選抜となる。「SG初制覇に周囲の期待は感じますが、いつも通り自分なりに精いっぱいに走るだけです」。強い早川が戻ってきた。ここから快進撃が始まる。