プレミアムG1徳山ヤングダービー開幕直前コラムの最終回は、初日メイン12Rで行われるドリーム戦を展望する。ポールポジション1枠に座るのは、昨年びわこ大会の優勝戦1枠だった上田龍星(26=大阪)、しかし、結果は3着。DRをしっかり逃げて、リベンジに向けて発進する。

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1、2枠の大阪勢と3、4枠福岡勢が中心の戦いとなる。何といっても注目は、1枠をゲットした上田。昨年は優勝戦1枠も磯部誠の2コース差しに屈した。雌伏1年、上田はその時間を無駄にしなかった。5月のSG若松オールスターで準優3着。SGレベルで戦える実力を示した。軽やかに逃げて、シリーズの主役をアピールする。

上田の先輩、上條暢嵩が機敏に追う。19年三国大会はドリーム1枠で勝った。記念での実績も同世代トップ級、俊敏な立ち回りに期待がかかる。3枠・羽野直也、4枠・仲谷颯仁の福岡勢も強力だ。ともに2年連続3度目のドリーム選出。18年浜名湖大会では羽野、仲谷の順でワンツーし、仲谷は昨年も2着に入った。また、両者ともこの大会は優出実績があり、好発進で悲願の優勝へ突き進みたい。豊田健士郎、野中一平の東海地区勢は、その攻撃力から外枠でも侮れない。

大会全体の展望としては過去7大会中、4人のチャンピオンを生んだ関東勢に注目する。永井彪也、関浩哉は2度目の戴冠を、栗城匠、宮之原輝紀、畑田汰一らは初制覇を目指す。他では絶好調の小池修平、女子勢では渡辺優美、大山千広らが挑む。【中川純】

◆初日12Rドリーム戦出場予定メンバー

枠 選手名 <齢>(支部)

(1)上田龍星<26>(大阪)

(2)上條暢嵩<27>(大阪)

(3)羽野直也<26>(福岡)

(4)仲谷颯仁<27>(福岡)

(5)豊田健士郎<25>(三重)

(6)野中一平<26>(愛知)