119期の新鋭レーサー犬伏湧也(26=徳島)が、1予メインの11RでG3初出走を迎える。コロナ禍の影響でデビューしてからは今回が初の9車立てのレースになる。「うまくいかないと思うけど、とにかく力を出し切りたいですね」と、緊張の面持ちで口を開いた。S級特昇2場所目の高知では初優勝も飾っているが、「S級はやっぱりレベルが高い。自分もレベルアップしないと」と、慢心する様子は全くない。

師匠の阿竹智史と同配分だが、師弟連係は2予以降にお預け。1予で番手を回る橋本強は「好きに走ってもらったら、離れる。3人で決まるように作戦を練る」と苦笑いだった。

東日本発祥の地で犬伏のパワーがさく裂しそうだ。