日刊スポーツ新聞社制定「第37回ボートレース年間三賞」4部門の受賞選手らが、あらためて喜びの声、今年に懸ける意気込みを寄せてくれた。敢闘賞の新開航(26=福岡)はSG舞台での活躍を宣言した。

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初の敢闘賞を受賞した新開航は「選ばれたことを光栄に思います」と緊張感と照れを交えて喜んだ。年間最多勝となる125勝に加え、2着67回を含めた連対数192回を積み上げた。

22年は大きく羽ばたいた。7月芦屋のG2モーターボート大賞を制するなど、最多の優勝10度も挙げた。「1、2、3月をすごくいい成績で入れたのが良かった」。自ら引き寄せた流れを維持、加速させ、年末まで突っ走った。「乗りやすさよりも出る方を重視。スタートの質も上がったと思います」。調整、レースの精度を磨き躍進を遂げた。

昨年末のグランプリシリーズでSG初出場、初1着を経験。昨年同様、今年も1月戸田ルーキーシリーズを優勝し、充実度は増すばかり。「この仕事をしている限り、どんどん上を目指したい。SGで活躍したい。取れたらいいな」と次のステップへ意欲を見せた。

◆新開航(しんかい・わたる)1996年(平8)2月12日、福岡県出身。118期生として16年5月の芦屋でデビューし、同節に初1着をマーク。18年1月芦屋で初優勝。通算優勝は15度。22年12月大村グランプリシリーズでSG初出場。同期に栗城匠、板橋侑我、宮之原輝紀らがいる。165センチ、51キロ。血液型A。