東都にニューヒーローが誕生した。佐藤隆太郎(30=東京)が文句なしの逃げ快勝。SG初優出で初優勝の快挙を成し遂げた。通算15度目の優勝で、特別戦も初制覇。優勝賞金4200万円を加算し、早々と年末のSGグランプリ出場を濃厚とした。

福岡勢は塩田北斗が2着で、西山貴浩は3着。地元Vには、あと1歩届かなかった。

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夜の若松にサクラ咲く。東都に吉報が届いた。SG初優出で初優勝。大仕事をやってのけた佐藤隆太郎は「あまり実感はないけど、勝ててほっとしている」とさわやかに笑った。

強心臓ぶりを見せつけた。「優勝できる位置にいるという期待感で、緊張感が出てきた。ここで取り切ると、自分にプレッシャーをかけた」。そして迎えた優勝戦。コンマ08のトップスタートで1Mを先マイ。外の攻めを防いでバックで後続を引き離した。

「塩田さんが見えて握り気味になったけど、後ろを見たら誰もいなかった。エンジンのおかげ。(優勝戦の)メンバーでは一番良かった」と相棒の30号機をたたえた。

2Mを先取ると、もう独走状態。「2周目くらいからどうしようか考えていた」と、Vゴールパフォーマンスをイメージするほど冷静だった。そして、右手を大きく挙げてゴールに飛び込んだ。

東京支部のSG制覇は21年芦屋オーシャンCの浜野谷憲吾以来。クラシックの優勝もその浜野谷が勝った07年平和島大会以来だ。これで新エースを襲名する資格は手にした。「ずっと東京支部は…と言われているのは見ていたので、どうにかしたい気持ちはあった。一選手として強くなって、そうなれればいい」と今後の活躍を誓った。

もちろん賞金ランクはトップに浮上。年末のグランプリ出場も濃厚だ。「日々強くなって。毎年グランプリに出場できるようになりたい」。さらなる高みを目指して、挑み続ける。【栗原ひろ人】

◆佐藤隆太郎(さとう・りゅうたろう)1994年(平6)5月7日、東京都生まれ。115期生として14年11月多摩川でデビュー。初優勝は17年3月多摩川で通算15度目。SGは昨年8月丸亀メモリアルが初出場。同期は関浩哉、仲谷颯仁、豊田健士郎ら。166センチ、55キロ、血液型O。