来年1月5日に開幕するアジア杯(UAE)に向けたサッカーの日本代表合宿が28日、東京近郊で2日目を迎え、MF堂安律(20=フローニンゲン)が合流した。フィジカルトレーニングとパス練習までの参加。24日に帰国し、少しの間、日本でオフを満喫し「リフレッシュしてきました。こうして日本人選手とサッカーできるのは嬉しいこと。とても楽しく初日を迎えることができました」と振り返った。

20歳で挑むアジア杯。「W杯が終わってから僕にとって一番目標にしていた大会」と言い続けてきた。アジア杯のメンバーに入り、目標の「第1段階」はクリアしたが「自分の力を証明してやるという強い気持ちがある。もちろん、チームファーストで考えてプレーしますけど、その中でも自分が一番貢献したと思われるようなプレーができたらなと思います」とキッパリ。年齢についても「若いながら経験できるのは素晴らしいことだと思いますけど、経験だけで終わらせないように。しっかり結果だけフォーカスしたい」。得点やアシストはもちろん、目標を「優勝」と言い切った。

MF本田圭佑が台頭し優勝した11年のアジア杯は中学生ながら鮮明に覚えている。堂安に、本田同様の活躍を期待する声も挙がる。「そういう結果が出せれば最高ですし。ただ、今までだれにもなかった色を出せるようにしたいなと、堂安律という選手を見せていければ」。周囲の期待をプレッシャーに感じるどころか、自身の特長をピッチで表現することに集中していた。