U-20ワールドカップ(W杯)アルゼンチン大会(5月20日~6月11日)に出場する同日本代表メンバーに選出された川崎フロンターレのMF永長鷹虎(えいなが・たかとら=20)が、発表から一夜明けた9日、取材に応じ、思いを明かした。

メンバーに選出され「素直にうれしかったです。ヨッシャーって感じ」と初々しく話した。

チームでは今季リーグ戦1試合の出場にとどまるなど、思ったような活躍はできていない。「自分が出たら絶対点決めてやるっていう思いがある。こっちで満足いくプレーができていない分、そっち(W杯)で出して、戻ってきたい」と悔しさをパワーに変えるつもりだ。

現地に持って行くものとしては「リラックスできるもの」。ゲームやガム、チョコレートなどだという。長距離移動も負担になりそうだが、「ぼくは『一生』寝ていて10時間くらい寝る。いっぱい寝て気づいたら着いたっていう感じで終わりたい」とずぶどい一面をみせた。

アルゼンチンには初めて足を踏み入れる。同国の英雄・メッシは、同じ左利きの名手だ。「メッシ選手はドリブルだけじゃなくて、パス、シュートがうまいから世界一の選手。自分もそこはこだわっていきたい。W杯は、これからの自分の人生もかかる。自分の強み出してチームとして1つでも上を目指していきたい」と誓った。

永長は、ともに選ばれたDF高井とともに、11日に日本を出発。12日にブエノスアイレス入りし、15日には開催国・アルゼンチンとの練習試合を予定している。21日に初戦のセネガル代表、24日に第2戦コロンビア代表、27日に第3戦イスラエル代表と戦う。