ウオーキング特集
第5回 ウオーキングの実践編
歩くときの意識は
足を前に、手を前に、の意識はいりません。ペースを速くすると歩幅は自然と大きくなりますので、意識してやることはないと思います。おしりをしっかり使うことが第1。常に体の真下についている状態がいい状態。歩幅が広すぎると、そうなりません。
速度はどの程度がいいか
スピードは目安としては時速6キロぐらいですね。少し速めに感じると思いますが、普段より2割増すぐらいです。心拍数は「ややきつい」が目標。
〈毎分の目標心拍数の年齢別目安〉
◆25歳 117拍~46拍
◆35歳 111拍~138拍
◆45歳 105拍~131拍
◆55歳 99拍~123拍
◆65歳 93拍~116拍
◆75歳 87拍~108拍
心拍計などは必要か
1万円弱で心拍計と時計がついているモノも買えます。
ウオーキングは毎日やった方がいいのか
毎日やった方がいい。連続歩行、おしりを使うことは骨盤を動かすことです。45分ぐらいを目安に骨盤がゆるんできて、筋肉が動く。20分以上歩かないと脂肪燃焼にもつながりません。1日20分ではなく連続で20分。基本的には連続じゃないと意味はないと思います。いきなりはできないと思いますが、最終的には目標にしてほしい。信号など止まってしまう場所がない方がいい。広めの公園を回るなどしてもらいたい。
理想の時間帯は
あまり夜は足もとが見えにくいし、避けてもらった方がいい。朝か日中の明るい方がいい。寝起きに、すぐ運動のも体調が悪くなる方もいる。季節や体調にもよります。無理をしてやることではないので、無理のない程度ですね。
手軽にウオーキングはできる
「まずはウオーキングから」と言われます。基礎体力ですが、姿勢を支える筋肉を鍛えられるのがウオーキング。そこから運動する人は必要な筋肉をつけていく。その土台作りにウオーキングがあると思います。正しく歩けるようになると体が緩んでくるのを実感できる。感覚に差があるとは思いますが、しっかり下半身が緩んでくると、上半身も緩んでくる。肩こりも楽になると思います。