立命大が独走で逃げ切り大会5連覇を達成した。12年ぶりに全日本大学女子駅伝を制した名城大は3位に終わり、2冠はならなかった。2位は東農大。


 2区で佐藤成葉(2年)が区間新の快走でトップに立つと、3区田中綾乃(2年)も区間新をマークしてリードを広げた。5区で大東大に13秒差まで迫られ、6区で名城大・赤坂よもぎ(4年)の追い上げにもあったが、6区和田優香里(4年)が粘り、アンカー真部亜樹(2年)も区間賞の走りをみせて逃げきった。


両手を広げて1位でゴールに飛び込む立命大7区真部(撮影・鈴木正章)
両手を広げて1位でゴールに飛び込む立命大7区真部(撮影・鈴木正章)
美しい富士山をバックに、両手を広げて1位でゴールに飛び込む立命大7区真部(撮影・鈴木正章)
美しい富士山をバックに、両手を広げて1位でゴールに飛び込む立命大7区真部(撮影・鈴木正章)

 大会は全日本大学女子駅伝上位12校と、それ以外で7人の5000メートル記録が上位の6校、東西の地区学連選抜2チームに、オープン参加の静岡県浙江省学生選抜を加えた21チームが参加した。


◆7区=8・3キロ(岡島運輸駐車場前〜富士総合運動公園陸上競技場)

※3キロ過ぎから高低差約4・6キロで169メートルの厳しい上り。その中の源太坂(3・8キロ地点)は急激な下り区間

◆ゴール 立命大が独走で逃げ切り、富士山女子駅伝5連覇を達成!


(1)立命大 2時間23分45秒

(2)東農大 

(3)名城大

(4)大東大

(5)日体大

(6)大阪学院大

(7)京産大

(8)佛教大

(9)松山大

(10)福岡大

(11)城西大

(12)白鷗大

(13)大阪芸大

(14)玉川大

(15)東洋大

(16)関西外大

(17)東北福祉大

(18)西日本選抜

(19)東日本選抜

(20)関大

(21)静岡県浙江省学生選抜

※区間賞 立命大・真部亜樹(2年)29分41秒



◆7・1キロ 東農大・清水が名城大・玉城をとらえ2位浮上


◆5・4キロ トップ立命大、2位名城大、3位東農大、4位大東大


◆4・4キロ 東農大・清水萌衣乃(3年)が大東大・谷萩をとらえ3位浮上


◆3・4キロ トップ立命大と2位名城大は240メートル差


◆2・7キロ 3位名城大・玉城が2位大東大・谷萩をとらえ2位浮上


◆1・2キロ 立命大・真部亜樹(2年)がトップ独走。2位大東大・谷萩史歩(4年)、3位名城大・玉城かんな(3年)が追う


◆6区=6・0キロ(ジャトコ本社前〜岡島運輸駐車場前)

※田園地帯の長い直線コース

◆第6中継所 立命大がトップでタスキリレー。2位大東大との差は24秒に広がる


(1)立命大

(2)大東大 +24秒

(3)名城大 +45秒

(4)東農大 +1分

(5)日体大 +2分14秒

※区間賞 名城大・赤坂よもぎ(4年)19分41秒


◆5・1キロ 名城大・赤坂よもぎ(4年)が東農大・小川奈々(2年)をとらえ3位浮上


◆4・7キロ トップ立命大が2位大東大との差を再び広げる 


◆2・7キロ 2位大東大・元広由美(3年)がトップ立命大・和田優香里(4年)に迫る


◆5区=10・5キロ(富士市クリーンセンターききょう前〜ジャトコ本社前)

※エース区間。海岸線(しらす街道)、古くからの富士山の景勝地・田子の浦港などを走るほぼ平坦なコース

◆第5中継所 立命大がトップでタスキリレー。2位東農大とは13秒差、3位東農大とは19秒差と激戦。区間賞は大東大・関谷。名城大・加世田は終盤失速し区間3位


(1)立命大

(2)大東大 +13秒

(3)東農大 +19秒

(4)名城大 +1分5秒

(5)大阪学院大 +1分30秒

※区間賞 大東大・関谷夏希(2年)34分17秒


◆9・4キロ 3位大東大が2位東農大をとらえ、並走


◆7・4キロ トップ立命大と2位東農大の差は20秒


◆6・0キロ トップ立命大のペースがやや落ちたか。2位東農大、3位大東大、4位名城大の姿が近づいている


◆5・0キロ 立命大・関がトップ独走。2位東農大・棟久由貴(2年)とは32秒差、3位大東大・関谷とは52秒差、4位名城大・加世田とは1分5秒差。5位東洋大、6位大阪学院大、7位日体大、8位松山大


◆3・1キロ 名城大が東洋大をとらえ4位浮上


◆3・0キロ 立命大がトップ独走


◆0・7キロ 大東大・関谷夏希(2年)が東洋大をとらえ3位浮上。名城大もスーパールーキー加世田梨花(1年)がスピードアップし5位に浮上。立命大は関紅葉(3年)がトップを独走。


◆4区=4・4キロ(富士市交流プラザ前〜富士市クリーンセンターききょう前)

◆第4中継所 立命大がトップでタスキリレー。2位東農大との差は36秒。名城大は1分28秒遅れの8位


(1)立命大

(2)東農大 +36秒

(3)東洋大 +57秒

(4)大東大 +1分7秒

(5)松山大 +1分21秒

※区間賞 玉川大・小汲紋加(1年)14分28秒


◆3・0キロ 立命大がトップを独走も、東農大が差を詰め始める。3位東洋大、4位大東大、5位名城大、6位集団に松山大、東北福祉大、日体大


◆1・5キロ トップ立命大、2位東農大、3位東洋大


◆1キロ 立命大がトップを独走


◆3区=3・3キロ(石井鉄工所前〜富士市交流プラザ前)

◆第3中継所 立命大がトップでタスキリレー。田中綾乃(2年)は区間新。松山大は1分2秒遅れの6位


(1)立命大

(2)東農大 +31秒

(3)東洋大 +43秒

(4)名城大 +51秒

(5)大東大 +52秒

※区間賞 立命大・田中綾乃(2年)10分10秒(区間新)


◆2キロ 立命大がリードを広げる


◆1キロ 立命大がトップを独走


◆2区=6・8キロ(富士山本宮浅間神社前〜石井鉄工所前)

※高低差98メートルの長い下り

◆第2中継所 立命大がトップでタスキリレー。佐藤成葉(2年)は区間新。松山大は45秒差の8位


(1)立命大

(2)東農大 +11秒

(3)名城大 +20秒

(4)東洋大 +21秒

(5)東北福祉大 +25秒

※区間賞 立命大・佐藤成葉(2年)21分5秒(区間新)


◆5・1キロ 立命大が先頭に立つ。2位東農大、3位名城大。名城大は苦しそうな表情


◆5・0キロ 立命大が名城大と東農大の先頭集団をとらえる。4位集団は大東大、東洋大、東北福祉大


◆4・1キロ 先頭は名城大、東農大の2チーム。大阪学院大は遅れる


◆3・5キロ 先頭は名城大、東農大、大阪学院大。立命大と東農大が追う展開


◆2・6キロ 立命大が4位大東大をとらえ、東洋大、東北福祉大とともに4位集団。松山大は4位集団からやや遅れる


◆2・0キロ 先頭は名城大、東農大、大阪学院大。やや遅れて大東大。松山大、立命大は5位集団


◆1キロ 名城大、東農大、大阪学院大が先頭集団。やや遅れて城西大


1区=4・1キロ(富士山本宮浅間神社前〜富士山本宮浅間神社前)

※20メートルの上り・20メートルの下りがある厳しいコース

◆第1中継所 城西大がトップでタスキリレー。27秒以内に17チームと大混戦


(1)城西大

(2)京産大 +3秒

(3)大東大 +3秒

(4)東農大 +4秒

(5)大阪学院大 +5秒

※区間賞 城西大・上田未奈(3年)12分57秒


◆3キロ 先頭集団は東農大、大東大、東日本選抜を先頭に15チーム


◆2キロ 静岡選抜が遅れる。先頭集団は松山大、京産大など20チーム


◆1キロ 松山大、大阪芸大、京産大を先頭に集団で進む


◆スタート地点 21チームが午前10時に一斉にスタート。天候は晴れ、気温7度、湿度70%


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出場チーム

名城大、大東大、立命大、大阪学院大、関大、東農大、日体大、城西大、東洋大、京産大、福岡大、松山大(以上が全日本大学女子駅伝上位12校)、玉川大、佛教大、白鷗大、大阪芸大、関西外大、東北福祉大(以上が5000メートル記録上位6校)、東日本選抜、西日本選抜、静岡県浙江省学生選抜※(以上がオープン参加)