日本陸連は6日、都内で会見し、さいたま国際マラソン(来月9日)の招待選手を発表した。
国内招待選手には17年世界選手権代表の清田真央(25=スズキ浜松AC)16年リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)代表の伊藤舞(34=大塚製薬)らが名を連ねた。
その中には10月の全日本実業団対抗女子駅伝予選会の第2区で、残り約200メートルで走りことができなくなり、四つんばいになりながらも中継所まで前に進んだ飯田怜(19)から、タスキをもらった今田麻里絵(28=岩谷産業)の名前もあった。
賛否が渦巻いたレースで、中継所で待っていた今田は目に涙を浮かべていた。会見に出席した日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(62)は、報道陣から今田への期待について聞かれ、「あの涙を今度はうれし涙に変えて欲しい」とエールを送った。
今田の自己記録は2時間32分00秒(18年東京)。2時間29分以内で日本人3位以内か、同28分以内で同6位以内ならば、20年東京五輪の代表選考会「マラソン・グランドチャンピオンシップ」の出場権を獲得できる。
【国内招待選手】
()内は自己記録
清田真央(2時間23分47秒)
伊藤舞(2時間24分42秒)
吉冨博子(2時間30分16秒)
井上彩花(2時間30分43秒)
古瀬麻美(2時間30分44秒)
今田麻里絵(2時間32分00秒)
岡田唯(2時間32分10秒)
下門美春(2時間27分54秒)
【海外招待選手】
ワークネシュ・デベレ(エチオピア=2時間19分53秒)
シタヤ・ハブテゲブレル(バーレーン=2時間24分51秒)
シルビア・キベト(ケニア=2時間26分16秒)
ダリラ・ゴサ(バーレーン=2時間26分46秒)
セリア・サロハーン(オーストラリア=2時間29分27秒)