陸上女子で将来を期待される広中璃梨佳(りりか、19=日本郵政グループ)が女子5000メートルで日本歴代5位となる15分5秒40を出した。

福士加代子(37=ワコール)が持っていた従来のU20日本記録15分10秒23を更新し、20年東京オリンピック(五輪)の参加標準記録(15分10秒00)もクリアした。来年6月の日本選手権で3位以内に入れば、東京五輪の代表に決まる。

長い手足からダイナミックな走りが特徴の広中は、長崎商高3年時に都道府県対抗女子駅伝、全国高校駅伝ともに1区区間賞。今春から女子マラソン東京五輪代表の鈴木亜由子(28)らが在籍する日本郵政グループに入社した。高卒1年目ながら、今年の日本選手権女子5000メートルでは3位に入った。先月の全日本実業団対抗女子駅伝では1区の区間記録を18秒も更新し、チームの3年ぶり優勝に貢献した。