新型コロナウイルス感染拡大のため、10月11日に開催予定だった出雲全日本大学選抜駅伝の開催中止が発表された。

来年の大会は大丈夫なのか? という不安の声も広がる。出雲市の長岡秀人市長(69)は27日の会見で、その1つの指標についても言及。「分かりやすいのは、来年東京オリンピックが開催できるのかというところだと思う」と述べた。

今年の大会についても、コース変更こそ検討されなかったが、開会式、ウエルカムパーティーをやらないなど規模縮小での開催を目指していた。しかし、大会を支えてくれるボランティアの多くが重症化の危険が高い65歳以上であり、また全国の移動に伴う感染リスクを考えると、苦渋の決断をするしかなかった。長岡市長は「来年以降に引き続き開催するためにも、中止もやむを得ないという判断をした」。新型コロナウイルスが終息し、このような事態が2度と起こらないようにすることを願っていた。