どーもです。今日紹介するのは、ブリヂストンゴルフのニューモデル「ツアーB X」シリーズの「ツアーB 201CB」アイアンです。3モデルでは中間に位置するモデルですが、果たしてどのレベル向けがコアターゲットなのでしょうか。その辺を探るべく試打したので、早速いってみましょう。


まずは見た目から。


構造的にはキャビティアイアンですね。言うまでもありませんが、見た目的には先代「ツアーB X-CB」とは全くの別モノ。バックフェースの厚みはトゥ側にボリュームがある感じですね。トップブレードバックのへこみですが、番手によって肉厚を変える「グラビティコントロールデザイン」になっています。ロング番手は薄く、ショートは厚くなっているようです。

フェースはコンパクトですね。形状的には、先代よりもネック側の縦幅が確保されていて、その分より四角く見えました。

ソール幅はやや広めですね。フェースの大きさに対して、やや広めに感じました。

ネックはほんの少しグースが入った感じですかね。これは先代同様ですが、バックフェース下部のボリューム感も先代同様かなって。

構えてみるとこんな感じ。コンパクトですね~!! でも、キライじゃないっすw

今回試打したのは、スチールシャフト「NSPRO MODUS3 TOUR105」Sフレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角31.5度、ライ角62度、長さ37インチ、総重量422g、バランスD2。シャフトスペックは、重量106.5g、トルク1.7、元調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール。


持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。とはいえ、昨日も書きましたが、自分の劣化も含めると実はまあまあなのかなって。グリップは「202CBP」とほぼ同様の太さですが、ウッド系に比べるとやや細めかなって。ワッグルでのヘッドの動き方、素振りでのシャープに振れそうな雰囲気も、正直言うと「202CBP」とほぼ変わらないかなって。


実際に打ってみると、「202CBP」よりも操作性を意識しているように感じました。フェースの開閉がしやすいイメージで、「202CBP」同様のイメージで打ってもフェースの開閉度合いが大きかったように思います。結果、曲がり幅も大きめになりますが、そこはスイングでのコントロールできそうかなって。といっても、シビア過ぎないのもミソ! 先代試打時の飛距離データを確認すると、ロフト角32度で155~160yなので、ボク的には番手通りイメージでした。が、ニューモデルは31.5度で約170yをマーク。もちろん、同タイミングの試打ではありませんが、このレベルのアイアンになると飛びすぎても、それはそれで問題なのかなって、ちょっとだけ思っちゃいました。まあ、その距離感に慣れればいいのですが!!


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】

HS38.0m/s、初速48.5m/s、打ち出し角16.3度、バックスピン量4457.4rpm、サイドスピン-969.6rpm、飛距離169.8y

【ベスト】

HS38.0m/s、初速48.4m/s、打ち出し角16.3度、バックスピン量4442.5rpm、サイドスピン-834.7rpm、飛距離170.3y


打感はソリッド系。先代はマイルド系としていましたが、今回のモデルはソリッド系。「202CBP」ほど弾き感はなかったようにも思いますが、ほぼ変わらない打感かな。バックフェースのバーの影響ですかね? 音は「202CBP」よりも落ち着いた感じで、気持ち低めでした。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータがこちら

弾道的には、まあ、高弾道と言えるでしょう。「202CBP」ほどオートマチックに上がる感じではないけど、充分上がりやすいかなって思います。スピン量ですが、ロフトに対してはやはり少なめかな。ある程度ダウンブローに打ち込んでも吹け上がる心配はないモデルですね。


出球傾向は、ボクのスイングで、やや強めのドロー系。でも、シビア過ぎない範囲でのコントロールができそうな雰囲気もありました。


シャフトフィーリングですが、「202CBP」同様、切り返しで手元が気持ちしなるイメージでした。もちろん、それほどしなりは感じませんでしたけど。ただし、ヘッドの返り方は別モノ。「202CBP」はフェースがそのままでいようとするけど、「201CB」はスイングに合わせて閉じようとする感じでした。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~43m/s辺りにオススメ。基本性格的にセミオートマチック系のイメージで、球の上がり方にはある意味オートマチック性があるけど、つかまりについてはスイングでコントロールできそうなイメージでした。アベレージで90を切れる方なら充分使えそうなモデルで、この辺がアスリートマインドたる由縁ですかね。ある程度の打点のブレやスイングのミスをプレーヤーに感じさせてくれるけど、結果としての弾道はクラブがある程度カバーしてくれるアイアンといった感じでした。こういうアイアン、好きですわ~!!


※システム更新の関係で本記事に過去記事のリンクを貼れませんでした。お手数ですが、先代にご興味のある方は検索をお願いします。

<ブリヂストンゴルフ「ツアーB 201CB」アイアン>

■KAZ’sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:9▽上がりやすさ:8▽操作性:8▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:8

■ヘッド:軟鉄(S20C)

■シャフト(重量/トルク/調子):スチールシャフト、「NSPRO MODUS3 TOUR120」(S=114g/1.7/元調子)、「同TOUR105」(S=106.5g/1.7/元調子)、「ダイナミックゴールド」(S200=129g/-/元調子)。

■価格:6本(#5~PW)セット12万円+税、単品(#4)1本2万円+税。

■備考:「ダイナミックゴールド」はカスタムラインアップ


永井花奈VS山内鈴蘭マッチプレー2H目の動画です。ぜひ、見てくださいね~!!