どーもです。ヨネックスのニューモデル「Royal EZONE」シリーズですが、今日紹介するのは43.75インチのショートドライバーです。ロフト角11.5度で、シャフトもRフレックスとより柔らかめ。ボクのように長いシャフトが振れない方にとってはある意味救世主的なモデルになるのか!? 個人的にも短尺は気になるところですが、ぶっちゃけRフレックスはねぇ~!! でも、昨日のようにSRフッレクスのわりにはいい感じなんてこともあるので、気は抜けません!! というわけで、いってみましょう。


まずは見た目から。


デザイン的には変わりません。ロフトは11.5度とハイロフトになっています。

フェースはシャローですね。

ボディもシャロー。写真で見るとボディ形状が違うように見えますが、これは写真の撮り方による見え方の違いです。

後ろ姿です。

構えてみるとこんな感じ。投影面積大きめで丸形クラウンは、ノーマルモデルと同じですね。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「RX-05RE」Rフレックス装着モデル。スペックは、ロフト角11.5度、ライ角57.5度、長さ43.75インチ、総重量275g、バランスC3。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量37g、トルク5.2、先中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用です。


持ってみた感覚ですが、重量的にはかなり軽めで、グリップもかなり細め。シャフトですが、ノーマルモデルはSRでしたがこの短いモデルはRフレックス。手でしならせてみると、かなり柔らかめ。ノーマルモデル同様見た目にも細身で、しなりポイントは真ん中より先辺り。ワッグルしてみると、ヘッドはかなり動きます。素振りでもしなり感を存分に感じられるけど、かえって間を取りやすいイメージもあったりしました。その辺は後述します!


実際に打ってみると、何ともあれとにかく打ちやすい!! 43.75インチと短いのでしっかり振り切れます。ロフト角も11.5度とハイロフトですが、それだけではない球の上がりやすさもあります。スピン量は2300~3300rpmとシャフトが柔らかい分、当たり所でかなりの差異が出てしまいましたが、吹け上がりの心配は不要でした。ボクの場合腐れフックの心配もありますが、左手主導で振れているとき出ませんが、右手でたたきにいくと出ちゃいました。それでもこのスペックで3球平均242y、ベスト245yは充分ですね! 同じタイミングで打ったノーマルドライバーはアベ250y。2インチ短くてマイナス8yなら、ぶっちゃけ“アリ”じゃない!? 


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】

HS42.7m/s、初速62.0m/s、打ち出し角14.3度、バックスピン量2827.0rpm、サイドスピン-704.3rpm、飛距離242.3y

【ベスト】

HS42.9m/s、初速62.3m/s、打ち出し角14.8度、バックスピン量2329.5rpm、サイドスピン-907.4rpm、飛距離243.8y


打感は弾き系なんだけど、シャフトの影響か分厚いインパクト感がありました。音はやや高め。


弾道はこんな感じで


スカイトラックの弾道データはこんな感じ

出球は文句なしの高弾道! シャフトのしなり感も存分に感じられ、ロフトと相まってガッツリ球が上がるイメージ。シャフトの柔らかさのわりにはスピンが少なめの印象ですね。軽いし、柔らかいから振れちゃうので、当たり所によってはスピン量が増える印象もありますが、振り切れるからか、意外と吹け上がりはなかったですね。


出球傾向ですが、ボクのスイングでドロー系ですが、前述通り左腕主導で打てればです。右でたたくと腐れフック必至!!


シャフトフィーリングですが、存分にしなり感を感じられるモデル。切り返しの間を意識しやすいマッチングですね。ボクのように切り返しで力んでしまうタイプは、こういうシャフトで間を感じるまで待つ(もちろん、ほんの一瞬ですけど)のは良い練習にもなるなって。その上で短いから、しっかり振り切れるし、左腕主導で打たないと腐れフックもでちゃうので、このドライバーでナイスショットできれば、切り返しの間を養えそう…って、練習器具じゃないか!!


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS36~40m/s辺りにオススメですかね。短尺と言うことで、ノーマルモデル(45.75インチ)は振り切れないと感じている方がターゲットだと思いますが、短くてもしっかり振り切れれば飛距離も期待できるし、曲がりも少ない感じですね。もちろん、振り切れるなら長い方が飛びます。でも、短い方がミート率も上がると思うし、曲がりも少なくなると思うので、より実戦的だと思います。250y飛んでも曲がったらおしまい。だったら230yでも曲がりが少ない方がいいですよね! と、言いながらも、自分がそうなんですけど、これまで飛距離が同じくらいのライバルより飛ばないと、メンタル面でボディブローのように効いてくるですけどねw


<ヨネックス「Royal EZONE(2021)」短尺ドライバー>

■KAZ’ sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:9▽上がりやすさ:10▽操作性:7▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:7▽ミスの許容度:10

■ヘッド:ボディ=8AL-1Mo-1Vチタン、フェース=Super-TIX51AF、クラウン=オープンウィーブカーボン+2G-namd Flex Force複合カーボン、スリーブ=A7075アルミニウム合金、ウエートビス=タングステン合金

■シャフト(重量/トルク/調子):「RX-05RE」(SR=39g、R=37g/5.5/先中調子)

■価格:1本9万8000円+税