どーもです。都内などでは2度目の緊急事態宣言下のゴールデンウィーク（GW）でしたが、みなさんはいかがお過ごしだったでしょうか？　ボクはというと、緊急事態宣言で予定が飛んでしまい、休んでも何もすることがなかったので出社していました。決してワーカーホリックではありませんので（笑）。普段お世話になっているメトログリーン東陽町ですが、密を避けるため、GW期間中は予約制となっていました。近隣の練習場は早朝にもかかわらず90分以上待ちという状況で、ぶっちゃけ諦めモードでした。というわけで今日は、筒康博氏コラムをお届けします。

■ギアの重要性をコースで実験

こんなご時世なので「ゴルフ場だって密は絶対NG！」な環境で、ラウンド＆テストを行っています。今回は、ステイホームでも楽しめる＆試していただけるお話です。

■アイアンだってヘッド＆シャフト＆グリップが重要

3月の連載に引き続き、まずは現エースアイアンを紹介します。タイトリスト「T100」アイアン（#4〜PW）は初めて試打してから、ずいぶん時間が経ってから購入。現在「5DIMENSION GOLF」で開発中のスチールアイアンシャフト分類の実験＆テストを数カ月に渡って行っていました。

結論から言ってしまうと、アイアンだって絶対にドライバー同様のこだわりでクラブを完成して欲しいです！　なぜなら、自称・日本一飛ばないゴルフコーチの僕ですら、49歳にして各番手のキャリーが伸びました（笑）

シャフトはKBS「C-TAPER」（S+）が気持ち良くスイング出来ます！　グリップはイオミック「iX touch 2.0」がフィット。このスペックになるまで、『アイアンシャフトはEI（剛性分布）で選ぶべき』『グリップはフィーリングで選ぶ』重要性を（敢えて、好みの逆のタイプをテスト経験して）つくづく実感させられました。

皆さん、どうしても（レッスン＆練習しても）コースで上手く打てない理由＆原因は「自分が下手なだけ」とは限りませんよ！

■皆さんのエースボールは何ですか？

皆さん、ボールの選び方は決まっていますか？　フィーリングや性能＆コスパ等いろいろな選び方がありますが、どんなに気に入っているボールも約2年でリニューアルされます。結局、僕も常に「エースボール探し」していますが、ほぼ全メーカーのツアーボールに限らずチェックしています。敢えてここでは「〇〇が良い！」なんてことは言いませんが、基準になるボールがあると「打感が好き」「パターの音が気持ち良い」「スピンがかかる」など『自分の好み』を確認できると思います。

ちなみに僕の場合は、ボールの飛び姿（特にセカンドショット以降の）をすごく気にします。今さら言うのもおこがましいですけど（笑）、世界のツアー使用率No.1ボールであるタイトリスト「プロV1」って、改めてすごいボールですね。クラブテスト時は必ず打ちますし、他社ボールのフィーリングや性能を比較して「お！このボール良いかも!?」なボールを見つける時の基準になっています。

昨年までは「AVX」の飛び姿と伸びる弾道が好きだったのですが、今年リニューアルされたNEW「プロV1」にエースが交代しました。ヘッドスピードが遅い僕でも気持ち良くショットできるボールです。

■最新ウエッジ＆パターを物色中

ウエッジショット＆パターは僕のゲームの根幹をなしていますが、クラブに関しては、個人的にものすごく浮気性。と言っても、特に20代のころまではイップス以下の超ヘタクソだったので、昔の僕を知っている人はビックリすると思います（笑）

当時の僕は、正しいスイングで練習をたくさんすればうまくなると思っていましたが、「ラウンドに役に立たない間違った練習」をたくさんして（毒が強い分）泥沼に。僕の経験則ですが、間違った考え方のままたくさん練習していると、練習しない人以上にうまくいかなくなる事があります。そんな僕が今、コースで歩測もろくにせずにショートゲームが安定している理由は、ズバリ「クラブ選び」にあります。とはいえ、ウエッジ＆パターは「100点＝入る」ゴールまで結果がなかなか出ないゲーム。現在のエースクラブには一定の安心感を持っていますが、「もっと良いフィーリング＆結果が得られるものはないか？」と常に探しています。

実は現在のウエッジ＆パターは、エースクラブが複数あります。その日の気分や調子、コースに合わせてスペックを変えています。理想論で言えば、自分の実力で1本のクラブを使いこなすことかも知れませんが、運動神経もセンスも練習量もない今の僕にとっては、番手を使い分けるようにクラブを使い分ける方法が最善になっています。

ウエッジは、タイトリストから人気の「SM8」の後に「ボーケイフォージド」が発売に。パターは、アメリカでも長年評価の高いイーデルゴルフ「トルクバランスEASパター」を試打してからずっと何を購入するか検討中。先日は、発売直後から人気の「PING 2021パター」を購入しました。ウエッジもパターも、ヘッド、シャフト、グリップ、クラブスペックまで時間をかけて作るタイプなので、今後は何がエースになるのか自分でも想像ができません（笑）。だって、三菱ケミカル「NEW OT iron」「OT TOUR iron」とか、「STABILITY「TOUR」「TOUR BLACK Limited」とか魅力的な高性能シャフトがたくさんあるんですもの…。

文・構成／猿場トール