どーもです。PINGのニューモデル「G425」シリーズを試打できました。右上腕の痛みはまだありますが、はり治療のおかげで平常時は違和感程度です。毎日更新できるかはまだわかりませんが、何はともあれ更新を再開します!! 過日のラウンドレポートでもお伝えした、これまでの右腕主体スイングから左腕主体のスイングにしていますが、そっちのほうがむしろ正解という〝けがの功名〟状態ですw しかも、曲がりが少なかったりして・・・!? そんな状態でドライバー、FWを各3本、UT2本、アイアン1本と一気に試打できましたので、まずは「G425 MAX」ドライバーから紹介していきます。


まずは見た目から。


先代に相当するのは「G410 PLUS」だと思いますが、「G425 MAX」は460cm3と最大体積になっています。デザイン的にも赤の差し色がなくなり、ブラック&ホワイトのシックなイメージです。ヘッド後方に高比重ウエートを配置することで、ヘッド重量の11%を後部に配置。結果、PING史上最大慣性モーメントを実現しているようです。

フェースはディープでもシャローでもなく、ちょうど良い感じかな。形状的には先代とほぼ同じように見えました。

ボディは先代に比較すると、気持ちディープですかね。5cm3ヘッド体積が大きくなっているからかもしれません。

後ろ姿です。先代ほど「DRAW」「FADE」の幅が確保されていませんが、これも大きな変更ですね。

構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積が大きめで、ボクにとっては、単純に安心感がありました。クラウン後部の処理が変更されていました。

なお、「G425」シリーズは全てのクラブに、ラウンド中の全てのショットの飛距離を自動で記録できるARCCOSセンサーを標準装備しています。

今回試打したモデルは、オリジナルシャフト「ALTA J CB SLATE」SフレックS装着モデル。スペックは、ロフト角10.5度、ライ角59.5度、長さ45.75インチ、総重量306.0g、バランスD3。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量55g、トルク4.7、中調子。

持ってみた感覚ですが、重量的にはちょうど良い感じかな。グリップは太めが好きなボクでちょうど良い感じ!! シャフトを手でしならせてみると、思った以上にしっかり感がある感じでした。PINGのSフレックスはこれまでもしっかりしていましたが、そのイメージ通りでした。しなりポイントは中間辺り。ワッグルしてみると、ヘッドの動きはまずまず。素振りしてみると、切り返しでヘッドの重量を感じながら、素直に振り切れそうなイメージでした。


実際に打ってみると、まずその簡単さにビックリ!! ちょっと前に「G410 LST」ドライバーをエースに変え、シャフトを44.5インチにしたら全く芯を食わなくなり、コブラ「ZLアンコール」を引っ張り出している状態ですが、この「G425 MAX」、ガッツリ球は上がるし、つかまりも良い感じでした。クラブを信じて振り切ればあとはクラブが仕事をしてくれるオートマチック系ドライバーでした。とにかく簡単!! 低スピンが主流の現在において、スピン量はある程度確保しているイメージですが、多くても3000rpm程度なので全然問題ないでしょう。ボクのスイングでも曲がりが少ないイメージでした。


弾道はこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】

HS42.8m/s、初速62.1m/s、打ち出し角15.0度、バックスピン量3000.9rpm、サイドスピン-253.3rpm、飛距離247.1y

【ベスト】

HS43.2m/s、初速62.6m/s、打ち出し角16.1度、バックスピン量3094.9rpm、サイドスピン-44.2rpm、飛距離250.3y


打感は弾き系。PING伝統の打感ですね。やや硬さを伴う感じの弾き系ですが、その中にもマイルド感もある独特な打感です。音はやや高め。


風の影響でネットが下がっていますが、弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的には、文句なしの高弾道!! スイングで球を上げようなんて意識は一切不要です。スピン量は前述通りですが、多くても3000rpmなら全然OKですよね! それにしても、今のボクの状態で250yマークはちょっとビックリ! ありきたりな言い方になりますが、ボクにとっては〝飛んで曲がらない〟ドライバーでした。


出球傾向は、ボクのスイングでほぼストレート。2発目はドーンとプッシュアウトでしたが、これぞストレート!?


振り感ですが、ヘッド重量をしっかり感じながらニュートラルに振れるイメージでした。シャフトのどこかがギュンとしなるとかがなくて、クセのないニュートラルなしなり感で、振り抜きが良かったですね。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~43m/s辺りにオススメ。かなりニュートラルでオートマチックなイメージで、使い手を選ばない間口の広さがある1本だと思います。ぶっちゃけ、マジで欲しいですわ!! オリジナルシャフトしか打っていませんが、ヘッドとのマッチングもかなり良い感じでした。もちろん、ミスヒットの寛容性も高く、この辺はさすがPING史上最大の慣性モーメントモデルですね。とにかく、打っていてテンションの上がるドライバーでした!


<PING「G425 MAX」ドライバー>

■KAZ’sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:10▽上がりやすさ:9▽操作性:8▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:10

■ヘッド:ボディ=811チタン、フェース=T9S+チタン

■シャフト(重量/トルク/調子):「ALTA J CB SLATE」(X=60g/4.4、S=55g/4.7/中調子、SR=50g/5.2/中先調子、R=45g/5.9/先調子)。「PING TOUR 173-55」(S=55g/3.7、SR=51g/3.8/中調子)。「PING TOUR 175-65」(X=66g/3.2/手元調子、S=61g/3.4/中元調子、R=57g/4.3/中調子)。「PING TOUR 175-75」(X=80g/2.8/手元調子、S=75g/2.9/中元調子、R=68g/3.3/中調子)。「ALTA DISTANZA」(40g/5.9/先調子)。「Speeder EVOLUTION VII」(569S=55.5g/4.8/先中調子)。「TENSEI CK Pro Orange」(60S=63.5g/3.5/元調子)。

■価格:「ALTA J CB SLATE」「PING TOUR 173-55」「PING TOUR 175-65」「PING TOUR 175-75」「ALTA DISTANZA」装着モデル各1本7万7000円。「Speeder EVOLUTION VII」装着モデル1本9万200円。「TENSEI CK Pro Orange」装着モデル1本9万3500円。※全て税込み