どーもです。今日紹介するのはダンロップのニューモデル「スリクソンZX」シリーズの「ZX7」ドライバーです。昨日紹介した「ZX5」よりも若干操作性を意識しているような印象もありましたが、ボクレベルでは正直それほど大きな差があるように感じませんでした。というわけで、早速いってみましょう。
まずは見た目から。
先代はウエートをソール後部ややネックよりに配置でしたが、「ZX7」はソールのトゥ・ヒール後部にそれぞれ配置です。このことから、より高慣性モーメントを実現し、ミスヒットの寛容性を高めているような印象を受けます。
フェースはシャローですね。形状的には「ZX5」とほぼ同じなんじゃないかなってな感じでした。
ボディですが、意外なことに「ZX5」よりもシャローでした!! クラウンのこんもり感がより少なく、「ZX7」のほうがなだらかに見えました。
後ろ姿です。
構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積ですが、「ZX5」と比べるとやや小さめ。ネック側のバックラインが気持ち絞られているようにも見えました。
今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「Diamana ZX60」Sフレックス装着モデル。スペックはロフト角10.5度、ライ角59度、長さ45.25インチ、総重量309.2g、バランスD2。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量55g、トルク5.4、中調子。
持ってみた感覚ですが、重量的にはまあ良い感じ!! グリップはやや太めですが、これは「ZX5」とほぼ同じような太さでした。シャフトを手でしならせてみると、ボクが思うSフレックスの硬さですね。「ZX5」よりも気持ちしっかり感がある感じでした。しなりポイントはやはり真ん中よりもやや手元側だったように感じました。ワッグルした感覚も、素振り感も「ZX5」とほぼ同様に感じました。
実際に打ってみると、「ZX5」よりもさらに振り抜き感が良いですね。しかも、さらに飛びますわ～!! 5ｙくらいですけど!! 見た目的には明らかに「ZX5」よりもディープなので、それなりのパワーが必要にも感じるのですが、なぜかより振りやすいし、なぜかスピン量も少なめなんですよね。これ、不思議!! 確実に言えるのは、打ちやすくてメッチャ飛ぶということです!!
スカイトラックの弾道データはこんな感じで
その各球データはこちら。
【3球平均】
HS43.9m/s、初速63.5m/s、打ち出し角14.7度、バックスピン量2283.2rpm、サイドスピン-506.2rpm、飛距離253.8ｙ
【ベスト】
HS44.4m/s、初速64.3m/s、打ち出し角15.0度、バックスピン量2179.1rpm、サイドスピン-606.4rpm、飛距離257.3ｙ
打感は弾き系。これも「ZX5」とほぼ同じ。打感も中高音系ですね。
弾道はこんな感じで
そのスカイトラックデータはこちら。
弾道的には、やや高めの中弾道。見た目で初速が速いですね。まあ、これは「ZX5」同様で、かなり男前の弾丸ライナー系の弾道を味わえるモデルです。しかも、なぜかスピン量は「ZX5」よりも少なめなんです!! データ的には3球平均で約350rpm減でした。これ、不思議っすわ！
出球傾向は、ボクのスイングで、軽いドロー系。ボク的にはほぼストレートといっても良い感じ！
振り感ですが、よりシャープに振り切れます。シャフトのトルクが低い分かもしれませんね。シャフトのしなり方は、「ZX5」とほぼ同じ感覚で、切り返しで真ん中よりやや手元側がしなって出来たタメが、ダウンで一気にしなり戻る感じでした。
今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS的には最低42m/sは欲しい感じかな。「ZX5」よりも振りやすく、スピン量がより少なめですが、たまたまボクのスイングに合っていたのかな!? 5ｙほど飛んでいましたが、たまたまかもしれません。「ZX5」よりも気持ち操作性を意識しているようにも感じましたが、ボクが感じた「ZX5」との違いはその辺かな。
同社契約の松山英樹プロですが、今回久しぶりに「ZX5」を使用したことでざわついたのを記憶しています。さすがに松山プロがなぜ「ZX5」を選んだのかをボクレベルで計り知ることはできませんが、ボク的には「ZX7」かなｗ
＜ダンロップ「スリクソンZX7」ドライバー＞
■KAZ’sインプレッション（10点満点）
▽飛距離：10+α▽上がりやすさ：9▽操作性：9▽構えやすさ：9▽打感の柔らかさ：8▽ミスの許容度：9
■ヘッド：フェース=チタン（Super-TIX 51AF）、ボディ=8AL-2Vチタン、クラウン＝CFRPカーボン、チューニングウエイト（8g：ステンレス、4g：アルミニウム）
■シャフト（重量/トルク/調子）：「Diamana ZX60」（S=55g/5.4、SR=52.5g/5.5/中調子）。
■価格：1本6万8000円＋税
