どーもです。キャロウェイのニューモデル「ビッグバーサ」シリーズを中心に、個人的に注目の「XフォージドCB」アイアンやバリバリマッスルバックの「APEX MB」、「MAVRIK」の追加ドライバーなどまとめて試打出来ました。まずは「ビッグバーサ」シリーズですが、「ビッグバーサ」としてのニューモデルっていつ以来なのでしょうか? 過去記事をさかのぼってみるとトム・ワトソンをキャラクターにしていた「ビッグバーサ ベータ」シリーズ以来ですが、自信が無いのでリンクは張らず、単体でレポしたいと思います。「さらば!スライス」を掲げ、キャロウェイの最大のドローバイアスモデルという同シリーズですが、まずはドライバーから、いってみましょう!


まずは見た目から。


「さらば!スライス」を掲げ、ドローバイアスモデルを標榜するモデルですが、パッと見た目ではそんなイメージを受けません。腐れフッカーのボクにとってはうれしい要素ですw ソール後部にウエートがドーンと配置されているので、低深重心モデルであることは間違いなさそうですね。当然ですが、フェースの2本柱(ジェイルブレーク・テクノロジー)も採用です!

フェースはセミディープですね。低深重心を意識したモデルであれば、シャローフェースをイメージしがちですが、勝手なイメージでした。

ボディはかなりディープです。クラウンもこんもりして、よりディープ感を演出しているように見えました。

後ろ姿です。クラウンがこんもり!!

構えてみるとこんな感じ。クラウンは三角形をイメージさせますね。ある意味深重心を視認させてくれるモデルですが、見た目からはドローバイアスを感じさせるものはなかったかな。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「Speeder EVOLUTION for Callaway」Sフレックス装着モデル。スペックはロフト角10.5度、ライ角60.0度、長さ45.5インチ、総重量301g、バランスD3。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量54g、トルク4.2、先中調子。

持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。グリップは意外と太めかな。シャフトを手でしならせてみると、Sフレックスにしては結構柔らかめ。しなりポイントは真ん中よりもちょっと先辺り。ワッグルしてみると、結構ヘッドが動きます。素振りしてみてもヘッドが走りそうな気配でした。


実際に打ってみると、意外や意外!! 腐れフッカーのボクがほぼストレートを気持ちよ~く打てました!! 「あばよ!スライス」がキャッチコピーでドローバイアスをうたった同シリーズ。持ってみた感覚でも正直言えば、腐れフックを覚悟していましたが、そんな心配はどこ吹く風でした。左腕主体のスイングが身についてきたのかもしれませんが、切り返しで力まずプレーンに乗せてあとは振り切るだけ!! 余計な事をしなければ、後はクラブが仕事をしてくれる印象でした。1発の飛距離ではなく、安定的に飛距離が期待できるモデルの印象でした。


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】

HS42.0m/s、初速61.0m/s、打ち出し角14.2度、バックスピン量2683.9rpm、サイドスピン-210.3rpm、飛距離241.1y

【ベスト】

HS42.3m/s、初速61.4m/s、打ち出し角13.8度、バックスピン量2361.3rpm、サイドスピン-305.3rpm、飛距離242.3y


打感はマイルド。ボールのつぶれ感を存分に感じられました。音も落ち着いた中高音系です。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的には高弾道。オートマチックにクラブが上げてくれるイメージでした。弾道を見る限りスピン量少なめの弾丸ライナー系にも見えましたが、スカイトラックのデータ的には適量でした。


出球傾向は、ボクのスイングで、ほぼストレート。ドローバイアスモデルのようですが、ボクでも曲がり幅が少ないのはうれしいですね!!


振り感ですが、素振りではヘッドが走りそうな気配もありましたが、実際に打ってみるとそれほど気にならない走り感でした。先調子系で感じるインパクトに向かってヘッドが返ろうとする動きが少なく、アドレスのフェース向きに自然に戻ってくれるイメージでした。シャフトがヨレてコスってしまう感覚がほぼ無かったのが好印象でした!! インパクト効率が良さそうで、そういう意味ではシャフトのマッチングいいような印象でした。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~42m/s辺りにオススメ。「さらば!スライス」をうたっていますが、腐れフッカーのボクが打っても曲がりが少ないモデルでした。基本性格的にはオートマチック系モデルでおそらくターゲット的にはスインガー、持ち球はスライスでしょう。でも、極端に球をつかまえるような動きがないので、ボクレベルのヒッターなら充分使えるモデルでした。ミスヒットの寛容性も高く安定的な飛距離が期待できそうなモデルの印象で、かなり実戦的なモデルに感じました!!


<キャロウェイ「ビッグバーサ」ドライバー>

■KAZ’sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:9▽上がりやすさ:9▽操作性:8▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:9▽ミスの許容度:10

■ヘッド:ボディ=811チタン+トライアクシャル・カーボンクラウン+スクリューウエート(5g)、フェース=FS2Sチタン

■シャフト(重量/トルク/調子):「Speeder EVOLUTION for Callaway」(S=54g/4.2、SR=52g/4.4、R=50g/4.6/先中調子)

■価格:1本7万7000円+税