どーもです。グローブライドのニューモデル「オノフAKA」シリーズを試打できました。先代試打時は、ちょうどコロナの影響でレンジがクローズしてしまい、試打クラブを試打できぬまま返却になりました。まさか、まだコロナがこんな状態だとは…。そんな状況ですが、今回の「オノフAKA」シリーズは「もししたらオノフAKA史上最高のモデルなんじゃないの!?」という結果となりました。というわけで、ドライバーからいってみましょう!


まずは見た目から。


前作2020年モデルからデザインも一層です。まずウエートですが、前作のソール後部に1つドーン配置が、新作はデフォルト値でソール後部に6g、ネック側に2gに変更されていました。また、パワートレンチ(ミゾ)も全くの別モノですね。

フェースはシャローで、形状的にも前代とほぼ同じようなイメージかな。唯一変わったと思われるのは、先代のフェースにミーリング加工で刻まれていたOマークがなくなっていたことですかね。

ボディもシャロー。基本的な形状は先代と変わっていないと思いますが、パワートレンチの形状が変更されているため、そのミゾの位置が変わっています。

後ろ姿です。先代はウエートがややネックネック寄りの配置でしたが、新作は真後ろとなっていました。その分ネック側にもう1つ配置になっていますけどね。

構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積は大きめで、カーボン素材を視認できるデザインもなんかいい感じ。基本的には、先代とほぼ同じようなイメージでしたね。

今回試打したのは、オリジナルシャフト「SMOOTH KICK MP-522D」Sフレックス装着モデル。スペックは、ロフト角10.5度、ライ角61度、長さ45.5インチ、総重量299g、バランスD0.5。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量52g、トルク4.9、先中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。でもグリップは悪くない太さでした。ボクはちょい太めが好きですが、それでも「いいじゃん!!」となる感じでした。シャフトを手でしならせてみると、Sにしてはやや柔らかめですが、まあこの辺は想定の範囲内。ワッグルしてみると、ヘッドの動き方は思っていたほど大きく動きません。素振りしてみても、これまでの歴代モデルはヘッドが走るような感覚を記憶していますが、ニューモデルではその感覚が減っているように感じたかな。


実際に打ってみると、とにかくご機嫌ですわ~!!!! コンセプトは「全芯主義。どこで打っても真っすぐ飛ぶ」ですが、ある意味実感できたかなって。普段、打点のバラけるボクですが、それでも出球的にはほぼストレートから軽いドロー系でした。オートマチックにつかまりのいいモデルだとは思いますが、不思議と先代までのようなダウンスイングでのヘッドの加速感やヘッドが返るような動きをそれほど感じませんでした。しかも、いつも通りに振っていたつもりで、HSが上がっていました。もちろん軽いからということもあると思いますが、ヘッドの加速感をそれほど感じていないのに、HSが上がっているのが不思議でした。飛距離的にも飛んでいるし、球も上がっています。ボク的には「オノフAKA史上最高のモデル」だと感じました。もちろん。万人に合うクラブはないと思っていますが、かなりの方が恩恵を受けそうな気配は感じましたので、ぜひ!!


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データがこちら


【3球平均】

HS43.6m/s、初速63.2m/s、打ち出し角14.4度、バックスピン量2672.1rpm、サイドスピン-283.1rpm、飛距離251.9y

【ベスト】

HS44.1m/s、初速63.8m/s、打ち出し角14.0度、バックスピン量2856.9rpm、サイドスピン-40.8rpm、飛距離255.4y


打感は結構マイルド系かな。「オノフAKA」といえばボクの中では弾き系の印象が強いのですが、ある意味大きな変化はこの打感かもしれませんね。芯を外すと弾き感もあるので、どこに当たったのかを感じやすいモデルだと思います。音はやや甲高さもあったけど、まあ、気にならない程度でした。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら


弾道的には高弾道。弾道の見た目的にはロースピンの強弾道イメージですが、データ的には2800rpm辺りだったので、適度なスピンは確保できているようですね。


出球傾向は、ボクのスイングでほぼストレート。特に、普段右に打ち出してしまうボクですが、いい感じに目標方向に打ち出せました。これは、ボクにとってはスゴイことだったりしますが…w


シャフトフィーリングと振り感ですが、文句なしです!! 前述通り、歴代モデルはダウンからインパクトにかけてヘッドが走る感覚があったけど、今回はその感覚がそれほど強く感じなかったです。なのにHSが上がるという、不思議な事態にちょっとビックリしています。ボクにとっては、相当マッチングがいいような印象でしたね。KUROはたたける印象ですが、AKAは振れる印象ですね。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~42m/s辺りにオススメ。普通に振ってHSが上がったけど、これはボクの場合かもしれません。印象的にはかなり幅広いプレーヤーをカバーしてくれそうです。しかも、ホントにどこに当たってもそこそこ真っすぐ飛ぶというか、縦距離のバラツキも、横の曲がりも少なめな印象でした。ボクにとっては「オノフAKA史上最高のモデル」だと思っているけど、実はボクが「オノフAKA」シリーズのターゲット層に近づいただけなんてこともあり得るかもしれませんw

<グローブライド「オノフ ドライバー AKA(2022)」ドライバー>

■KAZ'sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:10▽上がりやすさ:8.5▽操作性:8▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:9

■ヘッド:HST140Cチタン+カーボンクラウン+ウエートスクリュー(2g=チタン/6gタングステン合金)

■シャフト(重量/トルク/調子):「SMOOTH KICK MP-522D」(S=52g/4.9、SR=49g/5.2、R=46g/5.8、R2=43g/6.1/先中調子)。

■価格:「SMOOTH KICK MP-522D」装着モデル各1本8万300円。※価格は税込み