どーもです。GW中の平日が２日のみということで、今年はゴルフ体験主義の更新を休ませていただきました。さてこのGWですが、みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか？ ボクはザ・インペリアルCCでラウンドしたくらいですが、印象的だったのは、１日だけ急きょ休みになったけどやることがなく（？）、いつものドーナツショップに原稿を書きに行くと、あの忌まわしいアクリル板がなくなっていたことですね!! まだまだ油断はできないかもしれないけど、徐々にコロナ前の生活に戻りつつあるのを実感できたシーンでした。そんなことを感じつつ、今月も筒康博氏のコラムをお届けします。実はボクも興味のあるパターがあったりしますけど…w
■禁断の予想結果は!?
先月の連載では、マスターズトーナメント開催前に優勝予想を行いましたが結果は…。テーラーメイド「ステルス」ドライバーを駆使したスコッティ・シェフラー選手とタイトリスト「TSi3」使用のキャメロン・スミス選手が最終組で激突。フェードボーラーでも要所で３番ウッドのインテンショナルドローでナイスショットを打ち、終わってみればシェフラー選手の圧勝の結果に。毎年感じていますが、マスターズは本当にドラマチック。新しいギアを購入したり、コースラウンドをしたくなるのは僕だけですか？（笑）
■第３のプレミアムパフォーマンスボール「AVX」
ところで皆さんは、自分のエースボールって決まっていますか？ 飛ぶ飛ばない以上に、イメージ通りの弾道やスピンを再現してくれるかは、ボールの影響が非常に大きいです。「どうせ無くすからロストボールでも何でもいい」なんて、お願いですからいわないで欲しいです。
PGA ツアーで圧倒的な使用率を誇っているタイトリスト「プロV1」「プロV1x」ボールに続き、第３のプレミアムパフォーマンスボール新「AVX」が発売されたのでコース試打を行いました。この「AVX」は、「プロV1」「プロV1x」よりソフトで若干低スピン設計になっていて、飛距離も出る上にグリーン周りのスピン性能は同等。ヘッドスピードが速くない僕でもしっかりと芯まで潰せる上に、ディンプルの空力効果なのか（？）「落ち際のもうひと伸び」があるので力強いキャリーが出ました。グリーン周りのフィーリングは「プロV1」と間違うほど気持ち良く打てたので、このまま使ってみようと思っています。スピン性能とフィーリングを損なわず力強いショットを打ちたい方に「AVX」はオススメです。
■パターの沼にハマりませんか？
KAZさんのようにうまいわけじゃないですが、今回はパターの魅力「奥の深さ」について語らせていただければと思います。インドアゴルフレンジKz亀戸店で会員の皆さんにレッスンしていても、パターの上達にたくさんの伸び代がある人が大半。「ドライバーが飛べば…」の前に、「もっとパターでスコアメイクできるのに」と思いますが、面倒臭いのですかね？
パターはショットのように自分で弾道をコントロールできません。どんなに狙った所にタッチが合っていても、そもそもラインが間違っていれば入らない「読み」が必要になります。そうかと思うと、読み間違いと打ち損じが噛み合って入ってしまう「運」も突然降ってきたりします。この辺りが自然を相手にするゴルフらしい魅力に感じています。
またギアも他のカテゴリー以上にさまざまなモデルが登場していて興味がつきません。マレットなのに前重心だったり、クランクネックなのに高MOI 設計だったり。ネック形状やシャフト次第で物凄く振り心地や操作性が変わるカスタマイズも楽しいです。ストローク方法やグリップも、クロスハンドやアームロック、クロウグリップなど「何でもあり」状態で、世界中のゴルファーが新しいスタイルを研究しています。道具も打ち方も今後まだまだ新しいスタイルの登場があるパターの世界は楽しみでしかありません。
■パッティングはボールが逆に曲がる!?
パッティングはグリーンを転がるため、ショットと同じ弾道理論が通用しません。わずかに空中にキャリーした後は、わずかですがビリヤードのように芝の摩擦でフックがスライス、スライスがフックへ逆方向にボールの回転が変わります。例えばフックラインでドローボールを打つような回転を与えると「ラインを消すように」曲がらずに、そのまま伸びていくような転がり方をしやすくなります。こんなことばかり考えていても、入る確率が倍になる訳ではない所も「奥が深いな〜」と感じる一方で、「入る気がする」時に本当に読み通りに入ったりする所もパッティングの妙を感じます（笑）
■ボール選びの基準はパターで
パターとボールの相性は、「エースボールになるかどうか？」でとっても重要です。なんといっても、あの松山選手が同じ方法でボールを選んでいるのですから。皆さんも距離感がうまく合わないのはパターとボールのフィーリング、打感と打球音が自分の感性に響いてこない可能性だってあります。「プロじゃないんだから！」と叱られそうですが、プロじゃないからこそ道具のせいにしたり、気分転換して少しでも快適にプレーしたくありませんか？
僕がヘッドコーチを務めるインドアゴルフレンジKz 亀戸では、４周年コンペが近づき会員様が気合いに満ちています（笑） もし「ゴルフを上達するのか？」気になりましたら、お気軽にクラブ相談＆体験レッスンにお越し下さい。
文・構成／猿場トール
■筒康博 スイング・ギア両面から計測＆解析を活かし、プロアマ問わず8万人以上のゴルファーにアドバイス。人気インドア「ゴルフレンジKz 亀戸店」ヘッドティー
チャーを務める傍ら、さまざまなメディアに出演・連載中。ゴルフWEB マガジン「FITTING」編集長に就任し、自ら取材も行っている。
