どーもです。ゴルフパートナーのプライベートブランド「MEXGEN NS210」シリーズのウッド系ですが、とりあえず今日紹介するUTで締めになります。アイアンは発売日が未定のようなので、試打クラブが手配でき次第打ってレポしたいと思います。このUTはコースに持ち込んだけど出番なしに終わってしまったので、このレンジ試打が初打ちとなりました。かなり打ちやすさを前面に出したモデルの印象でしたが、さっそくいってみましょう。

まずは見た目から。

まずはウエートポジションですが、先代と比べると、やや後部に移動していました。ドローバイアスを意識しているのは同じでしょうが、これもやはりフェースセンターに重心位置を持ってきたかったのかなと思います。

フェースはシャローかな…。微妙なところですが、先代よりは確実にシャローだと思います。

ボディはシャロー。FWとほぼ同じような形状で、ヘッド自体がやや上向き気味になっていました。

後ろ姿です。このUTもネック側にウエートを装着しつつもややトウ側にボリュームを持たせた感じですが、まあ、FWほどではないかな。

構えてみるとこんな感じ。先代とは全くの別モノですね。奇をてらうことのない、ごく一般的な見た目に変わっていました。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「EI-Fシャフト NS210-U」装着モデル。スペックは、ロフト角20度、ライ角59度、長さ41.25インチ、総重量322g、バランスD3。ヘッド体積未発表。シャフトスペックは、重量50g、トルク5.0、＆調子は未発表。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。

持ってみた感覚ですが、重量的にはめっちゃ軽めですね。でもグリップはドライバー＆FW同様太めが好きなボクにちょうどいい感じなので、一般的にはやや太めでしょう。シャフトを手でしならせてみると、このUT用もドライバー＆FWとほぼ同じような硬さで、しなりポイントは真ん中あたり。でも、ワッグルしてみると真ん中よりもちょい手元からヘッドが動く感じ。ドライバーで感じた右手辺りの柔らかさは、このUTも特に感じませんでした。素振りしてみるとシャープに振れそうな印象ですが、さすがに軽めなので低く長いインパクトを意識する必要なありそうかなって感じでした。

実際に打ってみると、まずロフト角20度モデルのわりには、ガッツリボールが上がりますね。ボク的にこれは扱いやすいクラブの最優先事項ですので、上がりやすさは文句なしです。ただし、ボクにはめっちゃ軽めということもあって、低く長いインパクトを意識しないと、アッパー気味に入ってトップのミスが出やすかったことも事実ですね。ロフト角を信じて迷わず振り切れば、クラブがボールをしっかり上げてくれるでしょう。弾道的にはやや重さが増したような印象もありましたが、データを確認すると先代はロフト角22度で4500rpmあたりりでしたが、今作はロフト角20度で3900rpmあたり。ん～、妥当なのかな？　ボールの上がり方を見て、先代よりも低重心モデルなのかなと感じたのでスピン量を確認してみましたが、スピン量的にはやや少なめになっているけど、大きな差はないですね。ということは、ボクの感覚の問題でしょうね（汗）

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら

【3球平均】

HS40.8m/s、初速54.8m/s、打ち上げ角15.0度、バックスピン量3902.6rpm、サイドスピン-679.0rpm、飛距離202.1ｙ

【ベスト】

HS40.0m/s、初速55.7m/s、打ち出し角15.0度、バックスピン量4035.4rpm、サイドスピン-580/4rpm、飛距離204.4ｙ

打感は弾き系で、FWとほぼ同じような感じでした。先代試打時の記事を読み返すと、結構辛口なことを書いていましたが、今作は、ボク的には気になりませんでした。音はややキンキンした感じもありましたが、まあそれほど気にならないレベルでした。

弾道はこんな感じ

そのスカイトラック弾道データはこちら

弾道的には文句なしの高弾道。ロフト角を信じて振り切れば、クラブがしっかり仕事をしてくれます。スピン量はやや少なめにも感じますが、データ的にはここ最近のUTでは平均的なスピン量だと思います。

出球傾向は、ボクのスイングでいい感じのドロー系。UT自体つかまりのいいクラブだと思っていますが、その先入観のせいか、ややヘッドを右前に放り出すようなイメージで打って、FWよりも曲がり幅が少なめな印象でした。

シャフトフィーリングと振り感はどちらかといえばドライバー近いイメージかな。FWほど先端が走る感覚はありませんでした。基本的には、切り替えしでちょっと手元のタメを作ってくれる印象で、そのタメはダインスイングの中間あたりまでにクセがなく、スムーズにしなり戻ってくれるような感じ。スイングでタメを維持できないアーリーリリースタイプにオススメかもしれません。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS38～40m/s辺りにオススメですが、実際にHS42m/sくらいなら十分使えそうな雰囲気は感じました。基本性格的には、いわゆるオートマチック系。クラブがボールを上げて、つかまえてくれるので、いわゆるスインガータイプで持ち球的にはフェードヒッター＆スライサー向けでしょうね。

「NEXGEN NS210」シリーズのウッド系ですが、総じて好印象でした。今自分がこだわっているスペックが「実はオーバースペックなんじゃないの？」なんて、疑問に感じてしまうほどの好結果でした（笑）。特にドライバーですが、なんであんなに飛ぶのでしょうか？　マイドライバーの平均飛距離は235ｙだと思っていますが、実戦で240ｙをマーク。しかも、感覚的には腐れフックがでそうなイメージですが（警戒した部分もあるかもしれませんが）、少なくとも腐れフックは1回も出なかったし、基本的にホール内でセカンドを打てる場所には置けました。ピンチは１回のみでしたからね。基本的にはゆったり振れるスインガータイプ向けかと思いますが、ボクレベルのプチヒッターでも、それなりの結果を出してくれそうな気配でした。少なくともドライバーは、試してみる価値ありだと思います！