どーもです。6月末から未曾有の酷暑ですね。ゴルフでは徹底的に日焼けを避けていたボクですが、釣り担当になってからは日焼け対策をしても日焼けしてしまいます。おそらく、自分史上も今が最も焦げているのでは…なんて思っています。まあ、そんな話はともかく、今月の筒氏のコラムは興味深い内容になっています。ボクもじっくり読ませていただきましたが、「ほ~! そうか!!」となる内容ばかりでした。ぜひ、ご一読ください!!


■2022 年後半も注目ギアが目白押し

いつの間にか梅雨が明けて、今年も酷暑が続いています。ゴルフのギアは夏から秋にかけて発売&発表の時期になります。新基軸のパターや人気ブランドの新ドライバーなど気になるモデルがたくさんありますが、世界中のゴルファーから愛用されている三菱ケミカルシャフトから新・軽量ブランド「VANQUISH」(ヴァンキッシュ)が発売に。40&50g 台にスペックを特化したシャフトとして非常に新鮮ですし、フレックスもR2〜TX までのラインナップは新しい! 「しなやかさ&軽快さ」フレックスも「軽&硬」フレックスも選べる幅広さは「さすが三菱ケミカルの真骨頂!」なんて1人で感心しながら、とりあえず注文しちゃいました。早くエースドライバーに装着してラウンドしたいです。


■ゴルフは「メンタル」か!?

昔からよくいわれるのが、「ゴルフはメンタルなスポーツ」の話。コースでは「池が前にあると吸い込まれる」や「OB 杭を意識すると余計に曲がる」など、皆さんも経験があると思います。


インドアゴルフレンジKz 亀戸店では、「インドアだからできる」練習メニューをゴルファーの傾向や課題に合わせカスタマイズしています。例えば、写真のような練習。なかなか打ちっぱなしでは普通できないと思います。「これで何がうまくなるの?」の声が聞こえてきそうですが、これこそ「ゴルフはメンタル」を自分で確認できる練習メニューの1つ。


打ち出し方向の左右に障害物を置いただけですが、これがあることで「イメージが湧いて」ショットが良くなる人もいれば、「意識過剰になって」かえってスイングが崩れる人もいます。「どういうメンタルが良いか?」の答えを出す人がいないのは、ゴルファー個々によっても、状況によっても、気持ちや反応が異なるからです。


ゴルフ中継等で「ここは我慢ですね!」なんて解説を聞くと、「我慢強いからメジャーに出場しているはずじゃない?」なんてツッコミをいつも思ってしまうのは僕だけでしょうか(笑)。「心技体」とは優先順位や大小の問題ではなく、何か1つ欠けてもダメなパッケージだと、僕は考えています。皆さんにとってのゴルフは楽しくなきゃ続かないですし、どうせやるならうまくなりたいですし、スポーツなんだから健康でありたいと思いませんか? 今回は珍しく、「心」メンタルについてお話ししてみようと思います。


■自分と「会話」していますか?

昔からよくいわれているのは、レッスンも、自分でも「〇〇するな!」は実践的な方法ではないという話。(改めて説明すると)例えば「右のOB には絶対に打たないぞ!」と強い意識やインプットを頭で考えても、「右のOB」の言葉だけをインプットしてしまうそうです。


確かに「意識しすぎて逆の結果になる」ことがゴルフでは数えきれないほどあると思います。とは言え、特にコースでは目からネガティブ情報が次々に飛び込んできます。コース状況ハザードや距離を正確に知ることでナイスショットしやすいタイプなのか? それとも、ハザードの存在を意識しないことで自然なプレーがしやすいタイプなのか? 普段から「カラダと会話」しながら自分の傾向を把握しておいて欲しいです。


この方法、僕はダイエットにもよく使います。お腹が減ったなと感じた時に「本当に今、食べないとダメなの?」「本当にそんなに食べなきゃいけないの?」3回自分に話しかけることで食欲をコントロールできました。ちなみに毎食3合以上の大食漢だった僕の場合の話ですので、ご参考まで。


■ギアにも「メンタル」が宿る!?

この考え方は、ギア選び&購入にも大きく関係していると思っています。例えば、ドライバーやパターの新製品が出るたびに「性能の差がないんだから買い替えても一緒」という意見と、「わずかな進化の恩恵がある」という意見が出ていますが、僕にいわせてもらうと「自分を納得させる言葉になっているか?」の方が、プレーヤーとしては重要だと思っています。


ラウンドする機会が多い人ほど、自分のクラブには「記憶」が積み重なってきます。気に入って購入したクラブも、ミスショットの記憶が重なっていくほどネガティブなイメージをゴルファーに与えることになります。新しいクラブにはナイスショットの記録もミスショットの記憶もありません。クラブに対するミスショットの記憶のカウンターをゼロにする効果を受け取れるメンタルなら大いにありです。


逆に買い替えたにもかかわらず、費用対効果を感じなかった記憶が強いゴルファーの場合は、買い替えにメリットを感じないメンタルを持つことでクラブのせいにしなくなり、自分のプレーに集中できるなら大いに結構だと思います。


つまり、ギアを選ぶことで「真っ直ぐ飛ぶ気がする」「入る気がする」などの「メンタルを保ちやすいか?」が非常に重要。「フィーリングは性能」なんです。


■レッスン時にも「メンタル構築」を

多くの男性ゴルファーは「レッスンなんて、この歳で受けたってうまくならない」と思っている方が多いかもしれません。実際には、「やり方さえ工夫すれば」改善なんていくらだってできるのですが、こんなメンタルのゴルファーにとっては、どんなに有益なレッスンをしたところでほとんど栄養にはなりません。スイングの技術を知ることでモチベーションが勝手に上がっていく、僕のようなタイプのゴルファーなら、メンタルの構築は簡単ですし(笑)、レッスンを受けるほど改善しやすくなります。


いや、真面目に練習やレッスンを受けているのに「何故かコースでは全然ダメ」と感じているゴルファーの方は、ゴルフ場のプレーを「練習の集大成」のように追い込んでしまう傾向にあります。「コースなんてミスしてナンボでしょ」くらいのメンタルを普段の練習から作り、うまいこと「スコアに紡ぐ」のがコースでのメインテーマになる方法を教えます。


練習時のスイング&ショットを「10 球中6球打てる」確率まで上げたとしても、コースでは番手ごとの「1球目」でしかプレーできません。まずは練習時でも、番手をコロコロ替えて「1球目の確率」に注目してみて下さい。2球目以降も同じ番手で打っているのは、コースのためというよりスイングの習慣化のために行っている練習です。


極端な話ですが、1球目にナイスショットする確率が上がれば同じ、番手で打つ2球目以降がミスショットしても、コースでは「なんとか戦える」メンタルになっているはずです。「練習しなくたってコースにたくさんいけうまくなる」と考えるゴルファーの長所は、1球目ショットの重要性に慣れているメンタルが大きな理由。レッスンを受けながら「見られている中で打つ1球目」の確率がアップするなら、練習だってメンタルは強くなるのです。


文・構成/猿場トール


■筒康博 スイング・ギア両面から計測&解析を活かし、プロアマ問わず8万人以上のゴルファーにアドバイス。人気インドア「ゴルフレンジKz 亀戸店」ヘッドティーチャーを務めるかたわら、さまざまなメディアに出演・連載中。ゴルフWEB マガジン「FITTING」編集長に就任し、自ら取材も行っている。


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