どーもです。テーラーメイドの新製品「ステルス グローレ」シリーズですが、今日紹介するアイアンがオオトリになります。ドライバー等を紹介する際に書いた、「試打クラブ手配の都合上、別日の試打になります」の通り、このアイアンのみ別日の試打になりました。今回、#5も打てましたので、併せて軽く紹介したいと思いますが、今や#5を入れる方がいるのかどうか…w　というわけで、早速いってみましょう。

まずは見た目から。

バックフェースですが、下部にボリュームがあって、いかにもボールが上がりやすそうな雰囲気ですね。トウ側はなだらかに削り落とされているのも特徴かな？

フェースはセミラージ。ややトウ・ヒール方向に長めで、重心距離が長そうな印象もありますが、トウ側バックが削り落とされているので、つかまりはよさそうです。

ソール幅はセミワイド。リーディングエッジは丸くなだらかになっているので、抜けは良さそうですね。貫通型スピードポケットも、もちろん搭載です。

ネックはグース。ボディをみると、かなり下部がファット。低重心を意識しているのは一目瞭然です。

構えてみるとこんな感じ。トップブレードがやや厚めで、気持ちフックフェースにも見えましたが、勘違いかな!?

今回試打したのは、スチールシャフト「NSPRO950GH neo」Sフレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角27度、ライ角62度、長さ37.25インチ、総重量399.8g、バランスD2。シャフトスペックは、重量98g、トルク1.7、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。

持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。グリップも細めで、バックラインが入っていました。ワッグルしたヘッドの動き方は適当かな。素振りしてみると、まあ、ごくごく普通に振れそうな感覚でした。

実際に打ってみると、まず気になったのは打感で、結構な弾き系。FWやレスキューの打感の流れには合いそうですが、ぶっちゃけドライバーのマイルドさとは真逆に感じました。そして、何よりもめっちゃボールが上がりやすかったですね。構えた感覚では、当然ロフトが立って見えますが、そのわりにはガッツリ上がります。また、弾道の見た目的にも明らかにスピン量が少なめなイメージ。つかまりは、FWやレスキューほどではなく、ドライバーに似た感じでした。それでも、ボクにとってはつかまりがいい感じで、ボクの場合、ややカット気味に意識して入れてもロースピンの感じでした。ボク的には、めっちゃ扱いやすいぶっ飛び系アイアンでした。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら

【3球平均】

HS39.0m/s、初速49.9m/s、打ち出し角18.1度、バックスピン量4239.7rpm、サイドスピン-663.2rpm、飛距離179.7ｙ

【ベスト】

HS40.3m/s、初速51.7m/s、打ち出し角17.1度、バックスピン量4949.8rpm、サイドスピン-784.3rpm、飛距離181.5ｙ

打感はやや弾き系。やや硬さを伴う弾き系です。音もややカンカンした高音系ですが、これは恐らく飛び感を意識した演出でしょうね。実際飛んでいますけどね～!!

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら

弾道的には高弾道。とにかく、めっちゃボールが上がります!!　この上がり方は、ちょっと感動的だったりします。ややカット気味を意識しようのものならもっと上がるけど、決してスピン量が増えて、吹け上がるような印象はなく、グングン前にいってくれる印象でした。

出球傾向はボクのスイングでドロー系ですが、これはややカット気味に入れてでした。つかまりはいい感じですが、前述通りFW＆レスキューほどではなく、ドライバーのつかまりに似た感じでした。

なお、#5も打てたので、一応上げておきます。スペックは、ロフト角21度、ライ角61度、長さ38.5インチで、総重量は計測しませんでした（汗）

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちらです。

ロフト的には先週紹介したレスキューの#4と同じで、さすがにセットには入らず、単品売りです。打ちやすさでいえば、もちろんレスキューなので、あえてアイアンを#5からセッティングする必要はないかな…というのが、ボクの結論です。

シャフトフィーリングと振り感ですが、クセのないしなり方で振りやすいですね。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS38～40m/sあたりにオススメですが、HS42m/sあたりであれば、まあ、気を使うポイントはあるけど、普通に打てます。スイングタイプを問わずに使えそうなモデルの印象ですが、持ち球的にはフェードおよびスライスの方にオススメですね。フック系の方は、少しカットに打てる技術があった方がいいかもしれません。それにしても、打ちやすさ抜群で、距離も期待できるモデルだと思います。