どーもです。今日はブリヂストンゴルフのニューモデル「222CB+」アイアンを紹介しましょう。昨日紹介した「221CB」アイアンは、かなりご機嫌なモデルでしたが、この「221CB+」アイアンは、より打ちやすさとつかまりを意識したモデルに感じました。「221CB」アイアンのレポ内容がある意味ベタ褒めだったので、それに比べると「222CB+」アイアンの印象がイマイチに感じるかもしれませんが、決してそんなことはありません。あくまでも、ボク個人の好みの問題ということを、あらかじめ言及しておきましょうw というわけで、いってみましょう。


まずは見た目から。


バックフェースを見ると、下部に黒い部分が2つ見えると思いますが、これは凹んでいます。キャビティアイアンですが、ポケキャビの効果も狙っているのでしょう。また、バックフェースの厚みのレイヤーですが、「222CB+」アイアンはトップブレードに向かって徐々に薄くなっているので、より低重心化を意識し、よりボールの上がりやすさを目指しているように感じました。

フェースはミッドラージ。「221CB」アイアンよりもひと回り大きめ。また、ネック幅がより狭くなっている分、トウが立っているような印象を受けるのと同時に、リーディングエッジもより丸みを帯びているように見えました。

ソール幅はフェースの大きさに対して適当。「222CB+」アイアンはリーディング&トレーリングエッジの設定がないフラットソールになっているので、払い打ち系の使用を意識しているように感じますね。

ネックもセミグース。バックフェース下部の形状も別モノで、より深重心を意識していそうな形状に見えました。

構えてみるとこんな感じ。ややトウが立ったような印象で、フッカーのボクにはつかまり過ぎが気になりそうな見た目でした。フトコロ具合も、払い打ち系には安心感がありそうな見た目ですね。

今回試打したのは、スチールシャフト「NSPRO950GH neo」Sフレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角31度、ライ角62度、長さ37インチ、総重量416g、バランスD1。シャフトスペックは、重量98g、トルク1.7、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽めだけど、最近のモデルであればごく一般的な重さでしょうね。グリップはいい感じですが、「221CB」アイアンよりも、やや細めにも感じました。素振りをしてみると、D1とバランスが軽めですが、なぜか「221CB」アイアンよりもヘッド重量を感じました。素振りをしてみても、ヘッドの存在感はよりハッキリした感じで、「221CB」アイアンとはフィーリング的には真逆のイメージでした。


実際に打ってみると、「221CB」アイアン同様ボールは上がりやすいですね。また、「222CB+」アイアンも高さをコントロールできました。操作性も似たイメージですが、つかまりに関しては、「222CB+」アイアンのほうがオートマチックにつかまるイメージでした。数値的にサイドスピン量はほぼ同じですが、振った感覚や出球からそう感じてしまい、スイングではややインサイドアウトを意識していたように思います。最大の差はミスヒットと寛容性ですね。もちろん、「222CB+」アイアンのほうが高いイメージで、より打点のミスもカバーしてくれていたと思います。また、「222CB+」アイアンのほうがロフトが1度立っている分、平均して約5yほど飛んでいたと思います。1度で5yはデカいですよね!!


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら


【3球平均】

HS38.5m/s、初速49.0m/s、打ち出し角19.0度、バックスピン量5084.4rpm、サイドスピン-781.0rpm、飛距離169.7y

【ベスト】

HS38.7m/s、初速49.2m/s、打ち出し角18.6度、バックスピン量5033.7rpm、サスドスピン-871.5rpm、飛距離170.6y


打感は柔らかめ。でも、「221CB」アイアンほどの分厚いインパクトは感じなかったかな。音は中高音系ですが、やや高音が高め。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら


弾道的には高弾道で、ボールは上がりやすいです。「221CB」アイアンほどではないけど、高さもコントロールできました。スピン量は、見た目では分からないレベルですが、数値的には3球平均約400rpmほど少なめでした。


出球傾向は、ボクのスイングで軽いドロー系。でも、「221CB」アイアンよりはオートマチックにつかまるイメージもあって、ややスイングでコントロールしていたかもしれません。


シャフトフィーリングと振り感ですが、ある意味「221CB」アイアンと真逆。手元に重心がある感じでD2のわりにはヘッドを感じなかった「221CB」アイアンに対して、「222CB+」アイアンはD1にもかかわらず、常にヘッドの存在を感じていられる感じでした。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40m/s辺りにオススメ。「221CB」アイアンはある程度球筋を操りたいけど、スイングのミスも少しはカバーして欲しいという感じで、この「222CB+」アイアンはヘッドもやや大きめで安心があり、さまざまな面でよりオートマチックで、ミスに対する寛容性もより高いイメージでした。メインターゲットのレベル的には「221CB」アイアンと同等でしょうが、「222CB+」アイアンはいろんな意味で、より扱いやすさがあるように感じました。


好みとフィーリングでは「221CB」アイアン推しだけど、ボクレベルがクラブの恩恵を受けやすいの「222CB+」アイアンなんでしょうね。それは分かっていますが…(笑)

<ブリヂストンゴルフ「222CB+」アイアン>

■KAZ'sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:8.5▽上がりやすさ:10▽操作性:8.5▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:9▽ミスの許容度:9

■ヘッド:軟鉄(S20C)

■シャフト(重量/トルク/調子):スチールシャフト「NSPRO950GH neo」(S=98g/1.7/中調子)。カーボンシャフト「MCI B70」(S=67g/3.0/中調子)。

■価格:スチールシャフト装着モデル6本(#5~PW)セット12万5400円、単品(#4)1本2万900円。カーボンシャフト装着モデル5本セット13万8600円、単品1本2万3100円。※価格は税込み


■お詫び

先日「たむ。プロのつぶやき」で、富士桜カントリー倶楽部で12月に開催予定のたむ。プロコンペの参加者希望者はKAZのtwitter(@kazkawata)にDMを送ってくださいと告知しましたが、ボクのミスでDMの受け取りを許可するになっていませんでした。申し訳ありませんでした。もし、参加希望もしくは興味がある方は改めてDMを送ってください。その際必ずたむ。プロコンペ参加希望と書いてください!

よろしくお願いいたします!