女子ゴルフの国内メジャー今季初戦、ワールド・サロンパス・カップ(茨城GC東コース)開幕前日の1日、プロアマ戦が行われ、西村優菜(23=スターツ)が憧れの宮里藍さん(38)と同組で回った。

雨が降る中でも、にこやかに18ホールを回り終えた。ホールアウト後は2人でハイタッチを交わした。西村は「自分にとってはすごく特別な1日でした」と実感を込めた。

国内ツアー4勝を挙げている西村にとって、宮里さんは特別な存在。「朝は右手と右足が一緒に出るくらい緊張した」と明かし、「ジュニアの頃から見てきた選手で、藍さんに憧れてプロになりたいと思った。プロアマ戦とはいえ、こうして一緒にゴルフをできることは幸せだし、夢のような時間でした」と笑顔で振り返った。

一緒にプレーする中で、米国での生活や、精神面などについて相談させてもらったという。具体的な助言内容については「秘密です」と胸の内にしまったが、かけがえのない時間となった。

今大会が行われる東コースでは21年に優勝。当時といまの自身の違いについて、「3年前は怖いもの知らずで、イケイケどんどんな感じだった。いまはいろいろな経験を積み、考えながらやっている」と分析した。

22年7月以来の優勝へ。「1打1打を大切に、集中して良いプレーができるように頑張りたい」と意気込んだ。