どーもです。今日紹介するのは、PINGのニューモデル「G430」シリーズの「G430 LST」ドライバーです。昨日予告した通り、おそらく今年最高の飛距離をマーク!!　フィーリングもかなりいい感じで、ボク的には現時点で“飛んで曲がらない”ベストモデルでした。今使っているDIRETTOはツンデレ系なので、「G430 LSTドライバーに変えてもいいのかな…」なんて思ったりして（笑）。そう感じさせるドライバーでした!!!!

まずは、見た目から。

先代「G425 LST」ドライバーよりもヘッド体積は5cm3小さくなって、440cm3となっていました。「G430 MAX」と比べると、ソールの後部がより短くなっていました。

フェースは、やはりシャローでも、セミディープでもなく、ちょうどいい感じですが、「G430 MAX」よりも気持ち小ぶりにも感じました。

ボディは気持ちセミディープ。サイドビューで「G430 MAX」と比較すると、やはり後部に短く、気持ちセミディープになっていました。

後ろ姿です。

構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積は「G430 MAX」と比較するとやや小ぶりですが、まあ、決して小ぶりではありません。そして、このクラウンですが、カーボンになっているようです。タービュレーター後部の色が変わっている部分がカーボンとなっているようです。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「ALTA J CB BLACK」Sフレックス装着モデル。スペックは、ロフト角10.5度、ライ角58度、長さ45.75インチ、総重量309.0g、バランスD3。ヘッド体積440cm3。シャフトスペックは、重量58g、トルク5.0、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。

持ってみた感覚ですが、重量的には気持ち軽め。でも、グリップはいい感じの太さです。シャフトを手でしならせてみると、Sにしてはやや柔らかめな印象もありますが、昨日紹介したSRフレックスよりもややしっかり感はあります。まあ、当たり前ですけど（汗）。しなりポイントはちょうど真ん中辺り。ワッグルしてみると、ヘッドの振れ幅はやや大きめ。SRでは右手グリップ辺りの柔らかさが気になりましたが、Sは「言われれば…」といった感じ。素振りしてみると、切り返しで力むとヘッドが妙な走り方をしそうな雰囲気はあるけど、キッチリ振り切ればあとはクラブがなんとかしてくれそうな気配ありでした。

実際に打ってみた１発目のデータはこちら。思わず写真を撮ってしまいました（笑）

261.8y!!!!　いきなり260ｙ超え!!

続く２球目も262.6ｙをマーク。実はこれ、今年のベスト飛距離でした。なお、これまでのベストはGravity「WACWAC-7」の260.0ｙ。「これは3球連続で260ｙ超えか？」なんて思ったら力んだのか、いい当たりが出ず、妥協してしまいました（笑）。めっちゃ飛んでいますが、「飛ばしてやろう！」とムキになったわけではないけど、HSが上がっているんですよね。前述通り、3球目はちょっと力んでしまい妥協した結果ですが、その後の動画でも262.1ｙをマーク。力まずに良いスイングができれば、あとはクラブが仕事をしてくれる感じで、多くのアマチュアゴルファーがこの利益は享受できそうかなって！

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら

【3球平均】

HS44.1m/s、初速63.8m/s、打ち出し角16.5度、バックスピン量2574.1rpm、サイドスピン-114.9rpm、飛距離260.0ｙ

【ベスト】

HS44.2m/s、初速64.0m/s、打ち出し角16.9度、バックスピン量2380.7rpm、サイドスピン34.0rpm、飛距離262.8ｙ

打感はマイルド。ボク的には、PING史上最も分厚いインパクトかな。音はやや高音が強調された中高音系。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラック弾道データはこちら

弾道的には高弾道。とにかく、上がります!!　上げようなんて意識は一切要りません。「LST」はこれまでもスピン量少なめなモデルですが、今回もそこは外さしていませんね。Sフレックスでもそこそこしなりを感じるけど、このスピン量はうれしいですね!!

出球傾向は、ボクのスイングでもほぼストレート。もちろん、スイングによる打ち出し方向のブレはありますが、基本的には打ち出した方向にほぼストレート。シリーズで最も飛んで曲がらないモデルです!!

シャフトフィーリングと振り感ですが、Sフレックスでもしなり感は感じます。切り返しで力んだり、スイングで下半身が止まり手打ち状態になったりするとフック系が出るのは当然ですが、そこさえ気を付けて、フォローを大きくとることを意識するといい感じでした。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40～42m/s辺りにオススメ。性格的にはオートマチック系ドライバーで、現時点でボクにとってはある意味究極に位置する“飛んで曲がらない”ドライバーとなりました。スイングタイプ的には、払い打ち系でも、ヒッタータイプでも受け入れてくれる間口の広さはある程度あるような感じですが、ヒッタータイプのほうがよりクラブのメリットを受けそうなイメージはありました。ある程度、スイングでボールをつかまえられるほうがよりメリットがありそうですかね。

マイドライバーのDIRETTOはナイスショットとミスショットの差が激しいツンデレ系です。それはそれで、「あっ、今のはスイングが悪かったんだ！」と思えるのですが、この「G430 LST」ドライバーはある程度のスイングのミスはクラブがカバーしてくれそうなイメージです。どっちがいいのかは、どんなゴルフをしたいかで変わってきますが、ボク的には非常に悩ましいクラブとの出会いとなりました。現状、90もロクに切れない状態なので購入も…www