どーもです。キャロウェイ話題のニューモデル「パラダイム」シリーズを試打できました。ドライバー&FWがそれぞれ4モデルの計8本、UT&アイアンがそれぞれ3モデルの計6本で、トータル14本の大量試打。でも、1度で終わらず、ドライバー&FW、UT&アイアンの2回に分けての試打になりました。ゴルフ業界では有識人の方がこぞって高評価のモデルですが、果たしてその実態をボクが感じることができるのでしょうか? というわけで、まずはドライバーからですが、トップはデフォルトモデルからいってみましょう。


「PARADAYM」を日本語にすると「枠組み」「常識」といった感じかな。おそらく「PARADYM SHIT」の意味が込められていると思いますが、そう感じたのは同シリーズが360度フルカーボンモデルということ。具体的にはボディーフレームはチタンですが、クラウンとソールがカーボンを採用。これよって生まれた余剰重量を最適位置に配置することで、重心位置の違う、つまり性格の違う4つのモデルをラインアップしているようですね。


能書きはこの辺にして、まずは見た目から。


ソールにはフォージド・カーボンを採用。カラーは濃紺ですが、やや青みが強い感じかな。デフォルトモデルのみ、ソール後部のウエート可変するペリメーター・ウエートになっていました。

フェースはセミディープかな。トップライン中央部がややこんもりした感じなので、そう見えるのかもしれませんね。

ボディはシャロー気味に見えました。ミドルバックですね。

後ろ姿はこんな感じ。シリーズ唯一のペリメーター・ウエート搭載です。

構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積はやや大きめで、やや後部に向かって幅が狭くなっているように見えたので、丸型とは言えない感じかな。見た目的にはいい感じでした。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「VENTUS TR5 for Callaway」Sフレックス着モデル。スペックは、ロフト角10.5度、ライ角57度、長さ45.5インチ、総重量307g、バランスD3.5。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量53g、トルク4.4、中調子。


試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピーボール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。でも、今はこの重量帯が主流ですかね。グリップも、ボクには細めだけど、まあ許容範囲。シャフトを手でしならせてみると、「Sにしては気持ち柔らかいかな…」という感じもありましたが、まあ、これも許容範囲でしょう。しなりポイントは真ん中辺り。ワッグルしてみると、そのわりにはヘッドの振れ幅はやや少なめなイメージ。素振りしてみると、総重量が軽めのわりにはヘッドがいい感じに効いていて、ボクには気持ち良く振れそうな気配でした。


実際に打ってみると、確かに打ちやすいイメージでした。先代「ROGUE ST」で対応するのは「ROGUE ST MAX」ドライバーだと思いますが、「パラダイム」ドライバーのほうが、スピン量少なめの強弾道イメージで、ボク的には「ROGUE ST LS」ドライバーに近い性格なのかなってな感じ。でも正直言ってしまえば、少なくともボクレベルだと、「ROGUE ST」シリーズとの差で実感できたのは以上でした。そして、結果的にみれば、「ROGUE ST」シリーズのほうが、飛距離的にも出ていたような感じ。実際、過去の試打データを見てみると、「ROGUE ST MAX」ドライバーの最大飛距離248.8yに対して、「パラダイム」ドライバーは243.3y。同時試打ではないので、単純比較はできませんが、飛距離は先代に軍配でした。また、ウエート中央だと、ボクのスイングでもやや右に抜ける感じがありました。ご存じの通りボクはフッカーなので、基本的にはボールはつかまる方だと思いますが、ある程度つかまえる意識も必要だったかな。まあ、その辺はDRAWポジションで解決できそうだけどね。


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら


【3球平均】

HS42.0m/s、初速61.0m/s、打ち出し角14.4度、バックスピン量2573.0rpm、サイドスピン-273.5rpm、飛距離242.1y

【ベスト】

HS42.2m/s、初速61.3m/s、打ち出し角14.3度、バックスピン量2888.5rpm、サイドスピン-123.5rpm、飛距離243.3y


打感はマイルド。ボールのつぶれ感を存分に感じられる分厚いインパクトで、この辺のフィーリングは「ROGUE ST」とは別モノかな。音も中音域がより強調された感じ。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら


弾道的には高弾道。この重量をしっかり振り切れれば、ボールは普通に上がるイメージですが、動画を見てもらえばわかるように、スピン量少なめの棒球系が打ちやすかったですね。試打日は雨とアゲインストの風が強かったのですが、そんことお構いなしに前に行ってくれるイメージ。実際には「250y出てもいいんじゃないの?」という感じでしたが…w


出球傾向は、ボクのスイングでほぼストレート。ちょっと油断すると、軽いフェード系が出ることもあって、少なくともこのウエートポジションではややつかまりを意識して、いい感じのストレートかな。ある意味、曲がりは少ないかも?


シャフトフィーリングと振り感ですが、ぶっちゃけ、ボクにはやや合わない感じもしました。しなり方はクセがなく、素直にしなる感じですが、なぜかタイミングが取りにくい感じ。それがなぜかを説明できないのがもどかしいのですが…。単純にボクが振り回しすぎているのかもしれませんし、それ以外にも何か原因があるかもしれませんが、ボクにはそれを特定することができませんでした。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~42m/s辺りにオススメかな。非常に悩ましいクラブで、業界の有識者がいう「打ちやすくて」は何となく実感できましたが、「飛んだ!」については実感できませんでした。おそらく、これはボクのスイングとの相性だと思います。性格的にはヒッター&スインガーのどちらでもカバーしてくれそうな気配もありますが、少なくともこのウエートポジションだと、ある程度スイングでボールをつかまえられる方のほうが良さそうなイメージもありました。ボク的には判断が難しいモデルで、違うシャフトを試してみたい感じでした。

<キャロウェイ「パラダイム」ドライバー>

■KAZ'sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:8▽上がりやすさ:9.5▽操作性:7▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:10▽ミスの許容度:10

■ヘッド:ボディ=8-1-1チタン+トライアクシャル・カーボンクラウン+フォージド・カーボンコンポジットソール+ペリメーター・ウエート(約13.5g)、フェース=FS2Sチタン

■シャフト(重量/トルク/調子):「VENTUS TR5 for Callaway」(S=53g/4.4、SR=51g/4.7、R=50g/4.8/中調子)。「ツアーAD CQ-5」(S=56g/4.5/先中調子)。「SPEEDER NX GREEN 50」(S=57.5g/4.9/中調子)。「Diamana GT50」(S=56.5g/4.6/中元調子)。

■価格:「VENTUS TR5 for Callaway」装着モデル1本8万7120円、「ツアーAD CQ-5」「SPEEDER NX GREEN 50」「Diamana GT50」各1本10万4940円。※価格は税込み