どーもです。昨日からの続きで、グローブライド「オノフドライバー LABOSPEC PLUS」の「LABOSPEC HASHIRI 50CBT」(以下「HASHIRI」)「同TATAKI 50CBT」(以下「TATAKI」)装着モデルを紹介の上、全ての総括感想をまとめたいと思います。では早速いってみましょう!


まずは、オリジナルカーボンシャフト「LABOSPEC HASHIRI 50CBT」Sフレックス装着モデル。スペックは、ロフト角10.5度、ライ角61度、長さ45.5インチ、総重量304g、バランスD1。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量50g、トルク4.5、先中調子。

試打会場は東京メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にやや軽めですが、昨日書いた通り、おそらくもうこの重量で十分かもしれません(笑)。グリップは「LABOSPEC SHINARI 50DBT」(以下「SHINARI」)とほぼ同じ太さで、太め好きなボクでもまずまず。シャフトを手でしならせてみると、硬さ的にはほぼ同じだけど、しなりポイントはさらに5cmくらい先あたり。ワッグルしてみると、ヘッドの動き幅はぶちゃけ大きく変わっていない感じ。でも、素振りしてみると、やや先が走るような感覚はあったかな…


実際に打ってみると、気持ち良く振り抜けます。フィーリング的にはSHINARI装着時と大きな違いは感じないのですが、つかまりがいいのか、確実に打ち出し方向がより左になっていました。でも、やっぱり「SHINARI」同様スイングの善し悪しはしっかり出球に反映されるようで、意図しない逆球もチラホラ出てしまいました。でも、「HASHIRI」装着モデルのほうが、その曲がり幅が少なめな印象もありました。ボクは「しなりポイントが先な分、曲がり幅も少なめ」と思っていますが、これは硬さとのバランスがいいからかもしれません。柔らかすぎればしなりも大きくなり、その分曲がると思っていますので!


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら


【3球平均】

HS42.8m/s、初速62.1m/s、打ち出し角15.7度、バックスピン量3008.7rpm、サイドスピン-120.5rpm、飛距離247.9y

【ベスト】

HS43.1m/s、初速62.5m/s、打ち出し角15.3度、バックスピン量2737.8rpm、サイドスピン-39.1rpm、飛距離251.8y


打感はマイルド系。この辺は「SHINARI」装着モデルと変わりません。音も澄んだ中高音系。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら


出球的には高弾道。打ち出し角的には「SHINARI」装着モデルとほぼ変わらず、打ち出しから高めで、直進性の高い弾丸ライナー系、スピン量も正直大差ない感じでしたが、データ的にもほぼ同じでした。


出球傾向は、ボクのスイングで、打ち出した方向にほぼストレート~軽いドロー系。ただし、打ち出し方向がより左でした。ボクの場合、スイングの影響でプッシュアウトの傾向が強いのですが、同じ感覚で打ってほぼ真っ直ぐに打ち出している感じ。スカイトラックのデータ的には「SHINARI」で右6度、「HASHIRI」は右3度でした。


シャフトフィーリングと振り感ですが、ぶっちゃけ「SHINARI」との差はよく分かりませんでした。ブラインドテストをしたらどっちかは、おそらく分からないと思います。でも確実に違うの「打ち出し方向」でした。振り感の差が今イチ分かっていなけど、なぜか出球はより左に打ち出していました。


最後は、恐らく最もハードと思われる組み合わせの「LABOSPEC TATAKI 50CBT」Sフレックス装着モデル。スペックは、ロフト角10.5度、ライ角61度、長さ45.5インチ、総重量303g、バランスD1.5。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量51g、トルク4.1、元調子。


持ってみた感覚は、重量&グリップの太さ的には3モデルともほぼ同じ。シャフトを手でしならせてみると、しなりポイントは「TATAKI」のロゴ辺り。ワッグルしてみると、グリップの右手の先あたりがややゆるく、ヘッドの振れ幅はシリーズで最大に感じました。素振りしてみると、振り感が気持ちいいけど、なんか「しっかり振らないと…」と的な気配を感じました。


実際に打ってみると、やはりイメージ通り、ボールの高さが違いましたね。これが最大の違いだと思います。動画の見た目よりも上がっていないイメージですが、弾丸ライナー系の弾道は変わりません。ただし、ボクのスイングと元調子系の相性で、プッシュアウト度が増していました。やはり手元がしなる分、ヘッドは遅れてインパクトを迎えるので、プッシュアウト傾向も強まってしまいました。さらにタイミングが遅れると、いわゆる“コスリ球”の逆球も出てしまいました。まあそれでもしっかり振っていければ、つかまった感じもあるし、仮に曲がったとしても、コースでもケガをしないくらいのイメージでした。その名の通り、ある程度たたく必要のあるモデルでした。


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら


【3球平均】

HS42.8m/s、初速62.1m/s、打ち出し角14.6度、バックスピン量2854.5rpm、サイドスピン-122.4rpm、飛距離247.4y

【ベスト】

HS42.8m/s、初速62.1m/s、打ち出し角15.2度、バックスピン量2378.8rpm、サイドスピン-102.0rpm、飛距離250.1y


打感&音は、3モデルとも大きな違いは感じませんでした。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら


弾道的には十分高弾道ですが、見た目でも他の2モデルと比べてやや低め。弾丸ライナーの強弾道ぶりは変わらないけど、最大の差はミスしたときですかね。その辺は後ほどのまとめで!


出球傾向は、ボクのスイングで、打ち出し方向にほぼストレート~わずかにフェード系のイメージ。また、確実なのは、ボクのスイングだと、最もプッシュアウト傾向が強かったですね。


シャフトフィーリングと振り感ですが、フィーリング的には大きな差を感じなかった「SHINARI」「HASHIRI」に対して、この「TATAKI」は分かりやすかったかな。まず、「SHINARI」「HASHIRI」よりもヘッドがわずかに遅れてくるイメージ。その分、しっかり振っていくイメージが必要な感じで、まさにネーミング通りのイメージでした。


さてまとめですが、おそらくこのスペックでHS的には40~42m/sあれば十分使えそうな印象でした。その上で、

1.打ち出し角:「HASHIRI」≒「SHINARI」>「TATAKI」

2.つかまり :「SHINARI」>「HASHIRI」>「TATAKI」

3.弾道の強さ:「TATAKI」>「HASHIRI」≒「SHINARI」

4.操作性 :「SHINARI」>「HASHIRI」≒「TATAKI」

5.打ちやすさ:「HASHIRI」≒「SHINARI」>「TATAKI」

ですかね。イメージ通り「TATAKI」が最もハードなのは間違いないです。「SHINARI」「HASHIRI」は、フィーリング的には大差がないけど、つかまりが違う感じで「HASHIRI」のほうがつかまりはいいかな。というわけでボクの結論は「SHINARI」はオールランドで受け入れ間口は広いけど、スイングの善し悪しが意外と出球に反映しやすいかもしれません。「HASHIRI」は最もつかまりがいいイメージで、「TATAKI」はコスリ球のミスが出やすいかもしれません。ボク的には「TATAKI」が好印象だったりしますが、実際に合うのは「SHINARI」かもしれませんね。

<グローブライド「オノフドライバーLABOSPEC PLUS」ドライバー>

■KAZ'sインプレッション(10点満点)

SHINARI▽飛距離:10▽上がりやすさ:9▽操作性:9.5▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:9

HASHIRI▽飛距離:10▽上がりやすさ:9.5▽操作性:8.5▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:9

TATAKI▽飛距離:10▽上がりやすさ:8.5▽操作性:9▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:8.5

■ヘッド:HST140Cチタン+カーボンクラウン+ウエートスクリュー(6g=タングステン合金)

■価格:「LABOSPEC SHINARI 50CBT」「同HASHIRI 59CBT」「同TATAKI 50CBT」装着モデル各1本8万5800円 ※価格は税込み