どーもです。ダンロップスポーツのニューモデル「XXIO13」ですが、今日はFWを紹介します。個人的には、「XXIO」と言うと「シニア向け」のイメージですが、気が付けば自分自身が「シニア」ですからね。そう考えるとXXIOの息の長さも恐るべしです（笑）　「XXIO13」ドライバーは250ｙマークのぶっ飛びモデルでした。そうなると、このFWにも期待がかかります。というわけで、早速いってみましょう。

まずは見た目から

ソールを見ると、形状的には先代よりも丸みを帯びた形状に見えました。なお、「ソール内部のフェース下部を大砲型にし、ソールを薄肉化することで実打点付近のボールスピードが向上」するNEWキヤノンソール採用なんだとか。

フェースはシャロー。XXIOらしい形状ですが、やはり先代よりもやや丸みを帯びたような印象ですね。なお、フェースはドライバーにも採用された「BiFLEX FACE」採用です。

ボディもシャロー。先代よりもネックの位置が気持ちフェース寄りになっていたような気がしたのと、2段構造クラウンのフェース側の厚みが増したような気がします。

後ろ姿です。

構えてみるとこんな感じ。FWの「Activ Wing」は先代と同じでした。イメージ的には先代同様かな。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「MP1300」Sフレックス装着モデルの3W。スペックは、ロフト角15度、ライ角58度、長さ43.25インチ、総重量285ｇ、バランスD3。ヘッド体積186cm3。シャフトスペックは、重量42ｇ、トルク5.9、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボールを使用。

持ってみた感覚ですが、重量的には軽め。グリップも細めですが、まあ、この辺は想像内です。シャフトを手でしならせてみると、これもドライバー同様Sフレックスでも軟らかめで、しなりポイントは真ん中あたり。ワッグルしてみると、ドライバーで感じたグリップあたりの軟らかさはあるけど、ドライバーほどではない感じで、ヘッドの振れ幅もより少なめ。素振りしてみると、ドライバーほどではないけど、まあ、全体的にしなり感がありますね。

実際に打ってみると、イメージとしてはドライバーとほぼ同じ。切り返しで力まず、インパクトよりもフォローを意識することでキッチリ芯を食いました。ヘッドを右前に放り出すイメージで打つと、ドライバー同様フェード系の逆球が出てしまい、ボク的には気持ち悪い感じだったので、このFWもシャフトとのマッチングの味つけはほぼ同様だと思います。ただし、ティーアップして打つ分にはドライバーよりもややつかまりが良かったような印象もありました。いずれにせよ、クラブフローを考えると、ドライバーから3Wの印象はいい感じ!!　この辺はさすがですね。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら

【3球平均】

HS42.5m/s、初速59.0m/s、打ち出し角16.7度、バックスピン量3187.9rpm、サイドスピン-273.1rpm、飛距離231.2ｙ

【ベスト】

HS42.8m/s、初速59.4m/s、打ち出し角15.9度、バックスピン量3204.6rpm、サイドスピン-414.3rpm、飛距離232.6ｙ

打感はソリッド系。音は高音系ですが、やや金属的なイメージがボク的にはマイナスでした。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら

弾道的には高弾道。払い打ち系でもしっかりボールが上がりそうですね。プチヒッター系のボクには、ややスピン量が増えているような印象もありましたが、それでも230ｙマークなので十分な飛距離性能だと思います。

出球傾向は、ボクのスイングでドロー系。これは前述通りなので、ここでは割愛します。

シャフトフィーリングと振り感ですが、全体的にしなり感をしっかり感じられると思います。ドライバーとの差は、グリップあたりの緩さがない分、シャープに振れそうなところかな。

今回ボクは試打した限りでは、このスペックでHS40m/sあたりにオススメ。オートマチック系で、払い打ち系のスインガータイプ向けだと思います。このFWもおそらくHS42～43m/sでも使えるとは思いますが、それは払い打ち系であればかな。プチヒッターでも使えるとは思いますが、ドライバー同様意識することがちょっと増えそう。とはいえ、ドラオバーからのフローは抜群!!　この辺はさすがですね。